矛盾を統合していく
ひよこ
「ここに『なんでも突き通せるネギの剣』と
『なんでも弾き飛ばす鍋ブタの盾』
がありましゅ」
ひよこ
「どっちが勝ちましゅか?」
ペン太郎
「え~、そんなの矛盾してるじゃ~ん」
「どっちもできっこないじゃ~ん」
ひよこ
「と・こ・ろ・が~⤴」
「できるんでしゅなそれが」
ペン太郎
「ええ~どうやってやるの~」
ひよこ
「二つを同時にやるとできないんでしゅ」
「でもね、時間をズラせば、どっちもできるんでしゅ」
ペン太郎
「ええ~!どゆことおおお???」
ひよこ
「うんとね、たとえば、、、」
「このネギとフタを対決させたとして、、、」
「そしたら今年は、こっちのネギが勝ちました!」
ひよこ
「絶対に突き刺せるネギ、優勝~!みたいな。」
ひよこ
「そんで、去年は、実はフタが勝ってたの。」
「絶対に守れる鍋ブタの優勝だったの」
ひよこ
「そうやってね、
時間をずらしていけば、
どっちも可能になるの」
ペン太郎
「な~んだ。そんなことだったのか!」
「ひよこくん、おもしろいね~」
たくさん動くこと。
たくさん休むこと。
遊ぶこと。
寝ること。
リスクを見て冷静になること。
安心して進むこと。
じっくりゆっくり磨いて準備すること。
思い切り表現して行動して成長すること。
誰かに何かを教わること。
自分で行動して見つけていくこと。
誰かのマネをしていくこと。
自分のオリジナルを見出していくこと。
たくさん考えて試行錯誤していくこと。
休んでリラックスして考えを辞めること。
同じ行動をひたすら愚直にコツコツ繰り返していくこと。
今までしていた行動を辞め、勇気を出して別のことにチャレンジしていくこと。
自分の意識で主体的に人生を選んで生きること。
自分の我を捨てて他力に任せていくこと。
一方だけしか見ないと、矛盾に見えてくる。
両方の世界を見て体験していけば
そのうちどっちも行き来できるようになる。
すると器(うつわ)がどんどん広がっていくく。
バランスよく生きる
ザップしたひよ子
「さあ、今日も健康生活♪」
「体を動かしてすこやかにザップしていきましょ~」
30分後
運動したあとのひよ子
「ハァハァ・・・」
「あ~いっぱい運動したわぁ」
「いっぱい動いて疲れたから、クールダウンしましょ」
ひよ子
「人間にはね、リズムがあるの」
「たくさん動いたらね、エネルギーも消費して、
体が温まってくるでしょ?」
ひよ子
「体が気分いいわね?」
「でもね、その状態が永遠には続かないでしょ?」
「だって疲れてくるからね」
「そしたらね、運動後にちゃんとクールダウンするの」
ひよ子
「クールダウンを忘れる人がいるけれどね、
ちゃんと大切なことなのよ」
「痛めつけられた筋肉をちゃんとやさしくほぐしてくのよ」
ひよ子
「クールダウンするからこそ!
また次の日も体を健康に動かせるのよ」
「ただがむしゃらに体を酷使するだけを続けていても、
いつか体に支障がくるわ」
大量に考え、行動し、試行錯誤する毎日は、
脳を休ませてあげていない。
考えることばかりが重要視されてしまいがちな
現代社会。
でも、そのあとにちゃんと「休み」を入れてあげる。
休むからこそまた、脳が動く。
休むからこそ、頭の中で、パッと何かが生まれる。
*脳がぼーっとしてる時の方がね、すっごい頭使ってたりする、実は。
勉強するから何かを理解する。
でもね、たくさん遊ぶからこそ
何かと何かをつなぐ好奇心が生まれる。
前向きに何でも挑戦するからこそ、道が開けていく。
でもね、向こう見ずになんでもかんでもやりすぎると、
痛い目に合う時がある。
そんなときは、リスクを見ることを怖がって、
避けてるだけなのかもしれない。
いつも不平不満ばかり、
できない理由を探して、言い訳して何も挑戦しないことに
慣れすぎてしまったときは、
逆にね、前向きに物事をとらえること。
些細なことにありがたみを感じ、感謝し続けること。
そしたら自然といろいろな好奇心が出てチャレンジがしたくなる。
楽観的に安心して行動できるのはすごい。
でも分析的に悲観的に恐怖と正面から対峙し、
逃げずに解決策を見出していくこともすごい。
一方だけを継続してある日、うまくいかない。
なんか流れが変わった感じする、って思えたら、
一旦立ち止まって、勇気を出して、
真逆をやってみる。
そういう期間に入ったのかもしれない。
じっくりゆっくり磨いていくこと。
一気に飛び出して行動していくこと。
どっちも大切なのだ。
バランス対せつなのだ。