奥行きの美学

 

 

この世界は神秘的なほどに美しいのに、

僕らはその表面に触れることしかできない。

 

 

 

しかしそれでも、僕ら人類は諦めず、

その内部に潜む真の美しさを求め、

僕らはずっと旅を続けている。

 

 

 

 

 

感じることで行ける世界

 

 

この世界には、

「奥行きの美学」

が存在する。

 

 

 

 

そう、文字通り、

うすっぺらいと、

行けないのだ。

うすっぺらいヒヨコ

「この世界はせいぜい、8ビットくらいで出来てましゅ」

 

 

 

 

 

この世界は奥へ行けば行くほど、

神秘的なほどの美しさが眠っている。

 

 

 

 

でも僕らは、

そこへなかなか行かれない。

 

 

 

僕ら人類にとっての「足枷

となってしまった知識

そこへ行くことを邪魔するようになってしまった

 

 

 

 

頭がよくなり過ぎて、

知識を蓄えることや考えることに

忙しくなりすぎて、

僕らはもうその「奥行の世界」

のことなど、とうの昔に忘れてしまった・・・

 

 

 

 

 

 

そう、奥行きの世界へは、

「何かを知ること」ではなく、

「今この瞬間を感じること」

でしか行くことができないのだ

 

 

 

 

 

 

デジタル化された世界

 

 

 

僕らはほぼ常にこの

「デジタル化された世界」

の中に閉じ込められている

 

 

 

なにもこれは、ITやコンピュータが普及した

現代だけの、つい最近のお話ではないのだ。

これはもう何千年も前の古代から現代までずっと続いている

僕ら人類が住む「とわわれた世界」のことなのだ

 

 

 

 

 

僕がこうやって文章を書くのも、

「デジタル化された世界の檻の中にいる自分」が、

「デジタル化された人々」に向けて書いている

「デジタル化された表現」にすぎないのだ

 

 

 

 

 

でもこれは仕方がない。

だって便利だからね。

デジタルの世界は。

 

 

 

 

 

何か「良い曲」というのはね、

開始5秒で心に響くキャッチーな印象を

与えなければならない。

 

 

これもデジタル化された型だし、、、

 

 

 

 

文章を書くときはタイトルで

人々の興味をそそるような風にしないといけない。

 

コレもデジタルだし、、、

 

 

 

売れる文章というのはね、

まず最初に誰かの問題点を明確に提示してあげて、

その次にその人の問題を解決できる希望の世界を

描いてあげて誘導してあげればいい。

 

コレもデジタルだし、、、

 

 

 

9時に会社に行って5時に帰る。

これを週5日繰り返すこと。

 

これもデジタル

 

 

 

毎年7月にはこの村でお祭りがって、

神様に豊作を願うの

 

これもデジタルだし

 

 

 

〇〇大学医学学部の△△先生が書いた本の

内容によると、僕らが「ある種の思考」をする際に、

遺伝子の記憶との照らし合わせが行われている

 

これもデジタルだし

 

 

 

日本語、英語、フランス語、スワヒリ語、、、

あらゆる言葉全てもデジタル。

 

 

 

 

 

僕らはこのデジタルの檻の中にとらわれながら、

ずーっと「奥行の世界」のことを忘れたまま、

「奥行きの世界の理想」について語っている。

 

 

 

 

 

「あのね、地球から〇〇光年離れたところにね、

巨大なバラの花が咲いた星があるの」

 

 

 

 

 

「そんでね、その赤いバラはね、

とってもワガママなの」

 

 

 

 

 

「キミはそのバラとお話したことがあるのかい?」

 

 

 

 

「ううん。ないよ。」

 

 

 

 

「それじゃキミはその〇〇光年離れたバラの惑星へ行ったことがあるのかい?」

 

 

 

 

 

「ううん。それもないよ。」

 

 

 

 

「じゃあ、キミはどうしてそんなことを知っているのかい?」

 

 

 

 

 

「だって『星の王子様』ってゆう本にそう書いてあったから

 

 

 

 

 

 

総じて僕はうすっぺらい。

僕は何も知らない。

何も理解していない。

僕は「何かを知ったつもり」という檻の中で生きている。

 

 

 

 

思考しているようでしていない。

そう、それはまるで自由意志を持たず、

この宇宙が定める「決定論」に沿って動かされる、

オートマトン(自動人形)であるかのように。

 

 

 

 

 

これこそ認知が作り出す盲点(バイアス)

僕らはこの檻の中から完全に抜け出すことができない。

 

 

 

1つ1つ、枠を超えていくことはできるけれども、

超えた先にまた、まるで「いたちごっこ」

のように新たなる天井が見えてくるのだ

 

 

 

 

 

だがしかし、

この世界には限りなく広がる

「美しい奥行の世界」が存在する。

 

 

 

 

そしてその奥行きの世界は、

「知る」(デジタル化する)という行為によっては

決して内側を見ることはできない。

 

 

 

 

 

 

感じる世界へ

 

 

 

奥行の世界は隠されている。

そしてとても小さい。

そしてとても繊細である。

あるいは目に見えない。

 

 

 

 

そしてそれはまるで

無限の海底へと沈んでいく

ほどの深淵を持つ。

 

 

 

 

その先に何があるかは誰も知らない。

エデンの園かもしれないし、

イデアかもしれない、

あるいは存在することのない虚数かもしれない、

全宇宙の情報を詰め込んだデータベースかもしれない、

あるいは中央なんて永遠に来ないただの「無限」なのかもしれない。

 

 

 

 

 

昔の日本人は「奥行の美学」

をたくさん持っていた

(今もそれは残ってる)

 

 

 

 

たとえば、高級なよい着物、

美しい刺繍が施された着物は、

あえて隠すために羽織る

 

 

 

 

そう、

見せないこと。

隠す。

わざと。

粋。

 

 

 

 

それがつつましさ、

奥ゆかしさ、

それが美しさ。

 

 

 

 

それとは対照的に、

現代は真逆のアイデアの方が

主流になってきている

 

 

 

 

例えば・・・

 

 

 

出会って5秒以内に

相手に印象を与える色気ムンムンの

ファッション!

 

 

聞いて5秒以内に

相手の心をつかむ

キャッチ―なメロディ!

 

 

 

見て5秒以内にクリックするような

興味のそそるタイトル!

 

 

 

 

奥ではなく、

表面的な方へ

重きを置く。

 

 

 

 

隠すより見せる

 

 

 

 

で、それはそれでいいのだ。

別に誰も批判してないし、

それはそれで意味がある。

便利、即効性がある、分りやすい、

普及しやすい、効率的。時間短縮。

 

 

 

 

生活のあらゆる面で、

便利なのだ。

都合がいいのだ。

 

 

 

 

だから、このようにデジタル化

(型に当てはめる)

思考自体は否定しない。

それはそれで良い。

 

 

 

 

だがしかし、言いたいことは、

それは同時に「奥行の世界」

の存在をだんだんと忘れていく。

ということ。

 

 

 

 

これは非常にモッタイナイ。

 

 

 

 

いいや、

モッタイナイは超☆控えめに言った。

ずいぶんと超過小評価した言い方だと思う。

 

 

 

 

 

本当はもっとっと大切なことある

 

 

 

 

デジタル化は死んだ世界。

エントロピー最大化。

競争の原理。

必然の枠。

決定論。

プログラムの中。

孤立系。

 

 

 

 

この閉じた世界は、

偽りの世界へ留まることを意味する。

本当の意味での思考停止。

オートマトン化(自動人形)

 

 

 

 

枠(組織、システム、社会など)の中で

物事を考えない、いわゆる「思考停止」

というレベルじゃない。

 

 

 

 

人類が枠を超えられるか、超えられないか、

という大きな課題における瀬戸際で、

もっと深いレイヤーにおける

「思考停止」なのだ

 

 

 

 

 

やがて来る将来、

AIと人間の区別がつかなくなるほどに、

精度があがれば、

「デジタル化」はひとまず、完了さ

 

 

 

 

さて、じゃあその枠を超えるには、

僕らの最後の足枷となる「思考そのもの」

これを手放さないと、

行かれない領域。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、

それこそが

奥行きの世界。

感じる世界

 

 

 

 

 

「ボクちゃんはね、何も知らない」

「お星さまのことも、わがままなバラのことも」

「何も知らない」

 

 

 

 

「でもね、ボクちゃんも、

そんな星があるのなら、ぜひ行ってみたいでしゅ」

 

 

 

 

 

「どうやって行くかは知らないけれども、

ボクちゃんはこの奥行きの世界を

感じてみたいでしゅ」

 

 

 

 

 

「ぼくちゃんにできることは、

せいぜいそれくらいだから」続き

 

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