超低レベル魔法
魔法レベル1:
誰でも簡単に使える呪文。
「なんとな~く」
「これが普通だから~」
「みんなこれしてるから~」
「そーゆーものだから~」
「あたりまえだから~」
魔法学校1年生 ハー舞子
「ちちんぷいぷい」
「何となく使う言葉」が
日々の行動を、
ゆっくり、じっくりと縛っていく。
「何となく使う言葉」が
「何となくの行動」に変化し、
「何となくの習慣」が
「大きな変化」を形作っていく。
それは「良い習慣」となる場合もあるし、
「悪い習慣」となる場合もある。
「それを何に対して行うか」
その魔法の呪文をとなえる対象によって、
結果は全く変わっていく。
過剰なスタンダード
「過剰が普通」な状態。
それは、過剰なことが、
スタンダード(正常値)になってしまう、
ということ。
過剰がいつの間にか、
普通のこと、となってしまっている日常。
そーゆーことって、
けっこうあるある
だったりするんです。
過剰なスタンダードって例えば何さ?
例えばね、
僕はコーヒーをよく飲みますね。
コーヒーが好き、
という理由で飲んでいるつもりですが、
どうやら、実際は
そうじゃないみたい。
もちろん、そーゆーときも
あるけれども、
今はそんなに飲みたいと思ってないけれど、
「習慣だから飲む」
「暇だから飲む」
「水よりはなんとなくコーヒーが良いから飲む」
「なんかお茶だと飲んだ気がしないから・・・」
そーやって、
「小さなミリ単位の刺激」
が積もっていく。
「それが大好き!」
ならそれをするべきだけども、
そーじゃなくて、
「なんとなく~」みたいな感じで、
低レベル魔法が発動したまま、
日々、なーんも考えずに、
おんなじ行動をしている。
そしてそれに気が付けない。
気が付かないと、どうなるのか?
気づかないと、同じ行動が
繰り返され、その結果が蓄積され、
それが習慣化され、
過剰だったものがスタンダード(普通)になっていく。
そーいえば、美容師さんが言ってたなぁ。
シャンプーはそんなに
たくさん頭に付ける必要ないし、
毛穴とか、皮膚にも悪い影響があるものもある。
だけど、泡立つから、
なんか泡立つと、
「キレイになってる感じがする」
だからたくさん付けちゃう。
ほんとうは、少量でもいいんだけどね。
みたいな感じのことを言っとったなぁ
過剰スタンダードの例は他にもたくさんあるよね?
本当はお腹空いていない。
お腹空いていなけれど、
「(出先とかで)暇で何もすることない死、何か食べるものを注文しようか」
お腹空いていないけれど、
ご飯の時間だからしっかりたべなきゃ。
みたいな謎の習慣とか家の文化とか。
ついつい、目的も無いのだけれど、
スマホをじーっと見てしまうとか。
ユーチューブ必ず見ちゃうとか。
過剰スタンダードは、
日常にたくさんあって、
もう、その例を挙げたら
キリがないのです。
それが大好きで大好きで楽しくてしょうがない!
っていう状態なら、
どんどんやればいいのだけれど、
そーではなくて、
低レベル魔法「な~んとなく・・・」
が常に発動していて、
それによって自分が動かされちゃう。
そんで、それに自分自身で気づくのは、
割と至難の業。
「好きなこと」は心の声が教えてくれる
低レベル魔法から抜け出すには、
「心の声を聞く」ことが
とても大切になってくるね
本当に体が欲しているもの、
本当に心が欲しているもの。
この2つは、心が教えてくれる。
常に、何かしらのサインを出している。
しかし、なかなかそれを
キャッチできない。
だって、自分の外にある
いろいろな刺激物が
たえずあなたを誘惑している。
しかも、楽しそうに誘惑するのではなく、
低レベル魔法「な~んとなく」
みたいな感じで、
じわじわと、無意識に、わからないように、
ゆーっくりじっくり、誘ってくる。
それにハマった後、
「あなたがあなた自身でそれにハマった」
と気が付くのはとても難しい。
だからこそ、
普段から心の声を聞くように
習慣を持つ。
世間の常識(平均値)と
あなたのベスト(最適値)が
同じである、とは限らない!
これが真実なのに、
なぜか、あなたも私も、
世間の常識(平均値)を
低レベル魔法「な~んとなく」
によって、採択し続けてしまう。
本当に良いものは、
そっちじゃなくて、
「あなたの内側が教えてくれる欲求」
であるのに
そして気が付くとそれは、
「過剰スタンダード」となって
なかなか取り返しのつかない
大きな変化になっていく。
モチロン、良いスタンダードならそのまま
継続すればいいけれども、
悪い結果に繋がるようなものであれば、
そろそろ心の声を聞くときかもね
内側から聞こえてくるその声。
あなたの内側には、
今、どんな声が聞こえてるの??