相反する2つのことを同時に受け入れ俯瞰する視点を持つ

この記事では

相反する2つのことを
両方受け入れ
俯瞰した視点から眺める方法

について詳しく
書いていきたいと思います。

この考え方は

問題を解決する、
頭を使ってお金を稼ぐ、
という点において非常に
重要になってくる考え方になります。

【ご注意】
この記事でご説明しているのは、
こ複数のことを一度に同時に行う
ということではありません。

物事は1つ1つ集中して対処する方が効果的です。

そのことについては
こちらの記事で
その戦略的要素について解説をしています。

相反する2つのことを
両方受け入れるとは、

相反する2つの事柄から
距離を置き、遠くから
全体像を俯瞰して眺めると

今まで見えなかった
解決策がみえてくる、
ということをお伝えしています。

相反する2つのこととは
例えば、

暑い寒い
高い低い
安い高い
高利益率・低利益率
売れ筋商品・死筋商品
レッドオーシャン・ブルーオーシャン
高騰・暴落
チャンス・ピンチ

人間は普通、相反する2つのうち
どちらか一方を認識し始めると、
もう一方を認識できなくなります。

そうすると、
認識できている一方だけを
信じ始める傾向にあります。

一方のやり方を覚えると、
そちらだけをおこなうようになります。

一方の事象にとらわれると、
もう一つの事象が見えなくなります。

一方を問題と認識してしまうと
もう一方の解決方法が見えなくなります。

この解決策としての考え方が、
両方を同時に捉える
ということです。

相反する事象を同時に捉えた時
両方を含めた「俯瞰」視点ができます。

かっこよく言うと
「神の視点」などと
言われるかもしれません。

でもそのような
堅苦しい上から目線で
ものを言うわけではありませんが、

まるで神の様に
上から全体を見渡すことができれば

問題と思っていたものと
それに対する解決策が
同時に見えてくるので
この考え方は非常に大切です。

低次元視点から高次元視点へ

例えば、平らな土の平面を想像します。

土の上に1匹の芋虫がいて
前に向かって歩いています。

すると芋虫の行く先に
大きな木の障害物が現れました。

芋虫はそれを障害と認識し、
進行方向を変えて、
横に逸れて移動し始めました。

今度は横に逸れたところへ
更に木の障害物が突然現れました。

芋虫はそれを障害物と認識し、
更に進行方向を変え、
横に逸れて移動し始めました。

そして今度も芋虫の進行方向に
木の障害物が現れました。

これが何度も繰り返され
とうとう芋虫は四方八方を
木の障害物で取り囲まれてしまいました。

四方を囲まれているため
出口はなく、
木の障害物を越えない限り
外へ出ることできません。

平面を生きている芋虫にとって
問題解決は「右へ逸れる」
または「左へ逸れる」という
横の解決方法」しか
ありませんでした。

しかしこれに相反するのは
木の障害物を乗り越えるという
縦の解決方法」です。

芋虫でいる限り
「縦の解決方法」を
認識することはできません。

障害物に囲まれた芋虫は
どうしていいかわからず、
そのまま考え込んでしまいました。

そして時が経ちました。

ある日芋虫は
さなぎに変化して、
そのまま固まってしまいました。

しばらくすると
さなぎからヒビが入り
中から蝶が出てきました。

芋虫は
さなぎから蝶へと
生まれ変わりました。

蝶になった時、
初めて「飛ぶ」
という行為を覚えました。

そうしたら蝶は
縦にも横にも動ける
ということに気が付きました。

このとき蝶は、
縦の解決方法と横の解決方法を
同時に認識することができたのです。

だから蝶になったとき、
四方を取り囲んでいた木の障害物を
飛び越えることができるのです。

ビジネスにおける俯瞰視点

自分で思考できない人は
問題解決ができませんし
お金も稼げません。

例えば、2016年の後半にはこんなことがありました。

フリマサイトのメルカリが
ツールを使っている無在庫販売の
ユーザーのアカウントを
一斉に取り締まったことがありました。

メルカリで稼いでいた人は
大きな打撃を受けたそうです。

しかしそれこそが、
まさに相反する2つが同時に
発生している状況なのです。

よく
ピンチはチャンスと言われますが、

メルカリアカウントを消され、
稼げなくなってしまった人たちは
ピンチの部分しか認識できなかった人たちです。

しかし現実には
アカウント消滅という他に、
もう一方の側面存在します。

アカウントが大量に消された
ということは、良い意味で
ライバルが激減した」ということです。

あの後、
ピンチとチャンスを同時に捉え
問題を解決できた人たちは
2つの道へ分かれていきました。

メルカリから完全に撤退し
別の方法でお金を稼ぎ始めた人たち。

メルカリに残り、
ライバル不在の状態で、
新たな方法で引き続き稼ぐ人たち。

メルカリから完全に撤退した人たちは
プラットフォームに依存しない
販売方法を学んだため、
更に高度なビジネスモデルへと
成長できました。

メルカリに残った人たちは
ライバルがいないから、
新たな方法で大きく稼げています。

よくこういう風にいう人たちがいます。


○○ビジネスはもう飽和したから稼げない
○○市場はもうレッドオーシャンで稼げない
○○ビジネスは手間のわりに稼げない

一方で稼ぐ人たちはこのように考えます。


○○ビジネスは飽和している。
そろそろライバルが減ってくるから、
タイミング次第だ。


○○ビジネスは飽和しているが
△△の条件を付けくわえたら
飽和市場で独占的に売れるのではないか?

○○ビジネスは手間がかかるが、
みんなは楽して簡単に稼げる
□□ビジネスに集中している。

しかし、

○○ビジネスを自動化させてしまえば
ライバル不在で
ガッツリ儲けることができる

単に市場の飽和部分という
一側面だけとらわれたり
一部の商品にとらわれるのではなく、

全体を俯瞰しているからこそ
問題と解決策の両方を
同時に見てとれることができます。

相反する2つのことを両方受け入れ
俯瞰した視点で問題解決を見つけ出すことが大切です。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!