「ボクちんの名前は、
一色貴志(いっしき・たかし)(8)
意識高い系出身、令和に輝く天才少年でしゅ」
*このブログでの出演数もじわじわと増えてきました。
たかし君(8)
「ボクちんは、天才なので、なんでもできるでしゅ。」
「会社とか5,6つ経営していましゅ」
「数学オリンピック優勝でしゅ」
「8か国語をますたーしまちた」
たかし君(8)
「ボクちんは、みんなに仕事を与え、
社会を潤し、とても貢献していましゅ」
「ボクちんのおかげで、世の中は良くなっておりましゅ」
たかし君
「すべてボクちんの実力でしゅ。」
「この明晰な頭脳で、すべてを思うように動かしておりましゅ」
角田ペンギンさん
「すごいねぇ、たかしくん!」
「この世の中が上手く回っているのも、たしかに、
君の実力だねぇ!」
たかし君
「そーなんでしゅ!」
「ぜーんぶ僕の実力なんでしゅ!」エッヘン
角田ペンギンさん
「なるほどね。」
「でもねえ、きっとそれは、君の実力のようで、
君の実力だけじゃ、ないのかもしれないね」
たかし君
「何を言ってるんでしゅか?」
「ボクちんはひとりでぜーんぶを動かしているんでしゅ」
「ぜーんぶ、ボクちんのおかげでしゅ」
角田ペンギンさん
「そういう風に世界を見ると、確かに、
君の言っている通りだね」
「でもね、君はもう1つある別の世界のことを知らないんだな」
「そして、見たこともないんだ」
たかし君
「どーゆーことでしゅか!?」
「ボクちんは天才でしゅ!」
「ボクちんがわからないことなんてないんでしゅ!」
実力と運はコインの裏返し
たかし君は天才なので、
学校ではいつも、アホのねこ君のために、
勉強を教えてあげています↓
あほねこ君「うきょ?」
その結果、ねこ君は、
今期のテストで赤点を取らずに済みました↓
あほねこ君「たかしさんの教えは、五臓六腑にしみわたるでぇ~!」
そうです。
ねこ君が赤点を免れたのは、
たかし君の実力のおかげです。
でもでも!
でもねでもね!
実は、実力って、
運なのです。
たかし君も、ねこ君も、
とてもラッキーな星の下に生まれた、
幸運な人たちなんです。
たかし君が天才なのは、
たかし君の親のおかげ。
たかし君が天才なのは、
「たかし君の親の子ども」として
たまたま選ばれて、
地上に生まれてきたおかげ。
たまたま、天才な子として、
生まれてきただけだった。
たまたま、美しい子として、
選ばれただけだった。
たまたま、器用な子として、
生を受けただけだった。
たまたま、病気の子として、
この世に誕生しただけだった。
たまたま、足が速い子として、
命をもらっただけだった。
そして、それぞれに授かったものは、
たまたまだったのだ。
そして、たまたま授かったそれを
「良い」「悪い」「欲しい」「欲しくない」
などと決めるのは、いつも、
人々の心だったし、その基準も
それぞれの人たちの中でバラバラだった。
おやおや。
そういえば、
あなたも私も、
地球の裏側のYOUも、
4800年前の先輩も、
38922年先の未来人も、
みんな、みんな、
大きな大きな運によって
「あなた」として運ばれてきたのです。
あなたは、導かれて、選ばれて、
今ここまで来れたのです。
こんな奇跡なことはそうそうありません。
あなたの実力・誰かのおかげ
幸運にもこの世に生まれてこれたあなたは、
この星で頑張って生活をし、
そしていろいろな活動をします。
あなたは自分を磨き、
経験を積み、
実力を増していきます。
あなたが誰かに何かをしてあげた。
そして、誰かは喜んだ。
それは誰かを喜ばせることができた、あなたの実力です
でもでも!
実を言うと、
あなたが実力を発揮できた裏側には、
「あなた以外の誰かのおかげ」が
山のように積み重なっている。
あなたが自分の実力を身に着けるまでに、
あなたはたくさんの人の恩恵を受けてきた。
それは、
カーチャンの愛情かもしれない。
それは、
いつもよく買いに行くお弁当屋さんのご飯のおかげかもしれない。
それは、
ともだちの何気ない励ましの言葉がキッカケだったのかもしれない。
それは、
どこかの会社が作った製品のおかげだったのかもしれない。
何が、あなたに実力をつけさせた
「キッカケ」や「エネルギー」
だったのかはわからない。
直接なものもあれば、間接なものもある。
巡り巡ってあなたに与えたものだってある。
そんな「誰かのおかげ」というものを、
これまでにたくさん、
まるで空気を吸うかのように、
有り余るほど受けてきた。
これまでにもう、
数えきれないくらい、
日々、山の世に積み上げてきた、
「誰かのおかげ」
その上に「自分の小さな実力」
が乗っているだけ。
たまたまの運
誰かのおかげ
あなたの実力が氷山の一角だとしたら、
「たまたまの運」とか
「誰かのおかげ」は、
海水の下に隠れている巨大な氷の塊。
大きすぎて、バカでかすぎて、
とてもじゃないけれど、
計り知れない。
人類の歴史が始まった瞬間、
あなたも私も、
海外のYOUも、
ものすごい過去の蓄積の恩恵を、
無条件に引き継いで、
無意識にアップデート(更新)して、
生きている。
それに気づくとき、
「自分の実力の小ささ」
に思い知らせれる。
あなたは、自分のことを幸運だと思って、
日々、あらゆることに感謝しながら生きていけば、
「たまたまの運」と「誰かのおかげ」
の2つの世界が見え始めてくる。
あなたは「すべて自分の実力だ」と思うほど、
あなたの目の前には、
「認めてほしい」という終わらない階段のような道が、
ただ果てしなく死ぬまで繰り広げられる。
あなたはどっちの世界も自分で選べる。
さあ、あなたならどっち?