この記事では、
お金を守ることの大切さ
についてご説明したいと思います。
お金を守ることとは、
お金を稼ぐことの
反対を意味します。
お金を稼ぐことが
攻めだとしたら、
お金を守ることは
文字通り守りを
意味します。
どちらかというと、
攻めである稼ぎの方に
意識がとらわれがちですが、
お金を確実に
増やしていくのであれば、
守りも覚えることは
重要です。
経営をするなら、
起業でも
本業でも副業でも、
攻めと守りの両方が
必要となります。
お金を稼ぐ上で意識するのは、
現金主義になる、
ということです。
なんだかんだ言って
手元に残るお金
自由に使えるお金
これがあって
初めて経営に成功した
と言えます。
ビジネスをやっていると、
日々の業務が忙しくなって、
実際の利益に意識が
集中できなくなってしまうときがあります。
売上の大きさや
日々の入金に喜んでいても、
実際に利益を計算したら、
今月はすごく頑張ったのに
計算してみたら
ほとんど利益が出てなかった・・・
これもよくある話です。
このような状況になると、
モチベーションも下がってしまいます。
あるいは帳簿の上では利益が
黒字になっているのに、
実際は赤い字になってしまい、
資金ショートになってしまうようなことも、
ビジネスにおいてはよくあることです。
目標・ゴールはその月の利益なはずなのに、
いつしかその場の問題を解決することが
ゴールになってしまい、
気が付くと本当のゴールから
大きく逸れてしまう。
ビジネスのモデル上、
どうしても現金商売や
現金主義なスタイルが
できない場合もあります。
それは致し方が無いことですが、
それでもやはり手元に残るお金を
最も意識することが大切です。
輸入ビジネスであれば、
有在庫モデルの場合も
無在庫モデルの場合も、
クレジットカードを利用するので
毎日の入金を喜ぶのもつかの間、
月末の大きな支払いに後で気がつき、
気分が落ち込みます。
特に在庫を持つ物販ビジネスの場合、
国内転売でも輸入でも輸出でも、
どうして先に仕入れをしなくてはなりません。
そうなると、帳簿の上では
先にお金だけが減ってしまい、
利益がでるまでに
時間がかかってしまいます。
すぐに売れる商品なら幸いですが、
仕入れたのになかなか売れず、
結局値下げをして在庫を裁いて、
利益率も落ちてしまう。
それでも次の仕入れ分を
どんどん回していかないといかず、
利益がでているかどうかわからないけど、
更にお金をつぎ込んで仕入れを行います。
それを繰り返していくうち、
だんだんいくら利益が出たのか、
そもそも利益が出てるのか、
だんだんあやふやになってしまう。
せっかく起業・副業して
ビジネスをやってるのに、
手元に使えるお金がなかったら、
だんだん辛くなってしまいます。
ですから、攻めである
売る力を付けることも大切ですが、
できる限り経費を抑える方法、
固定費を削減する方法、
自己資金を使わない方法、
など、
守りの面についても
意識しておくのが
大切です。
そして現金主義になることです。
売掛金でも手形でも小切手でも証券でも在庫でもなく、現金。
しかも
いつでも自由に使える状態の現金。
常にこれを意識して、
毎月の月商ではなく
毎月ポケットに入ってくる
自由に使えるお金に意識を向け
ビジネスを続けた方が確実です。
また、守りというのは、
未来の悪いシナリオを
あらかじめ想定しておく
ということも意味します。
在庫を抱える場合は、
商品の売れる頻度の最低ライン
値下げできる最低ラインまで
シナリオに含め
しっかり予想を立てて
仕入れをおこないます。
在庫を抱えない場合も、
為替の変動や
仕入れ値の急騰など
最悪のケースを含めた
売値設定が大切です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!