右と左が喧嘩しながらも結局は目の前にある幸せを求めている

 

 

とつぜんですが、

右手に輪ゴムを付けてね、

1時間くらい放置してみるね。

 

 

 

 

 

するとね、血管が締め付けられて、

手に流れていた血液の量が、

だんだん少なくなっていってね、

 

 

 

 

やがてね、血液が不足してね、

手の色がこんな風に変化するね

 

 

 

 

そんでね、このまま

ずーっと放置していたら、

やがて細胞が死んで、

手の先っちょが壊死してしまうね

(まあ、輪ゴム程度じゃ、そこまでいかないかも知れんけど)

 

 

 

 

 

巨人「日本国」

 

 

そんでね、僕らが住んでる日本列島全域が

1つの巨大な「巨人」とするね

 

 

 

 

北海道が頭で、

本州が体で、

四国が手で、

九州が足で。

 

 

 

 

みたいな感じでね、

巨大な巨人とするね。

 

 

 

 

そんで、その巨人「日本国」の中にある

都道府県とかが、それぞれ、

心臓とか膵臓とか、肝臓とか、腸とか、

1つ1つの臓器的な感じ。

 

 

 

そんでね、市町村に暮らす、

それぞれの人々は、

体の中の1つ1つの細胞。

みたいな感じ。

 

 

 

 

そんな感じ。

 

 

 

 

 

そんでね、巨人「日本国」の他にもね、

巨人「アメリカ」とか、

巨人「インド」とか、

巨人「オランダ」とか、

 

 

 

この世界には、

いろいろな巨人が

いるね

 

 

 

 

そんでね、

それぞれの巨人はね

特徴があるね。

 

 

 

 

巨人「アメリカ」は

汗っかきだね。

あと血圧高いね。

あと活動的だね。

お外に行って日が暮れるまで、

体動かしてよく遊ぶね。

 

 

 

 

 

そんでね巨人「日本」は、

冷え性だね。

血流があまりよくないね。

あと感情とかストレスを

内側に溜め込みやすいね。

 

 

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者A

「あれだよなぁ、巨人日本って、

血行がわるいよな。

血液をため込んでしまって、

なかなか、体全体に回らないよなぁ」

 

 

 

巨人「日本」の操縦者B

「そだねー。このままじゃ、

輪ゴムを付けた手のようになっちゃうね。

血流がもっと全体に行きわたるには、

どうすればいいかね?」

 

 

 

巨人「日本」の操縦者C

「やっぱ、増税して、無理やりでも

血流(金)を流すようにするしかなくね?」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者A

「でもなぁ・・・」

「それやると、細胞のみんなから、

めっちゃ嫌われるんだよねぇ」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者B

「そしたら、血液の量をたくさん増やせばいいんじゃね?

飯を食いまくって、栄養付けて、

血液の量増やせばいいんじゃね?」

 

 

 

巨人「日本」の操縦者C

「それもうやってるじゃん。。。」

「血液(金)刷りまくってるけど、

やっぱりみんな、溜め込むじゃん?」

「それに、もう巨人日本の細胞の数も体の大きさも、

量が決まっている。サイズに限界がある。」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者A

「つー感じの現状で、どうしたらいいすかね?」

 

 

 

仙人A

「ん~。やっぱ、希望じゃな」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「希望?」

 

 

 

仙人A

「やっぱ、恐怖を与えると金使う、って心理あるけどさ、

やっぱ限界あるよね、有事はやっぱ溜め込むよね。」

「でもさ、ずーっと希望があれば、血液を溜め込もうとしないよね」

「ずーっと回すと思うよね。がばがばだよね」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「そーっすかねぇ・・・?」

 

 

 

 

仙人A

「ほら、高度経済成長とか、バブルとか、

ワシ、ぽっと出だから、そのころ生きていないから知らんけど、

めっちゃ希望だったっしょ?」

「がばがばでしょ?」

 

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「たしかに、あのときはね、

アゲアゲだったかもしれん」

 

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「だけどさぁ!

そもそもね、この巨人(日本)はね、

臆病者なんですよ!」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「太古の時代から、ずーっと自然災害とか多いし、

リスクのことばかり気にしすぎるから、

心配性な巨人なんすよ」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「心配性な気質だからね、やっぱ溜め込んじゃうんですよ」

「血液もそうだし、ストレスとかもね」

「とにかく何でも我慢しやすい体質なんすよ」

 

 

 

仙人A

「だからこそ、大丈夫だよ大丈夫だよって、

言い聞かせ続けるしかないねぇ」

「やっぱり恐怖ばっかりじゃなくて、

希望を見せ続けてあげないといかんのじゃ」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「どうすりゃいいっすかね?」

 

 

 

 

仙人A

「今のシステムって三角形なのね。ピラミッドなのね」

「そんでね、そのシステムって恐怖がベースなんだよ?(知ってた?)」

「底辺は地獄でてっぺんが天国、っていう設計なの」

「これじゃ、希望は抱きづらいよねぇ」

「人口も需要も減っていく状況じゃ、なおさら、抱きずらいよねぇ」

 

 

 

 

仙人A

「だからのぅ、△じゃなくて〇がいいのぅ」

「ピラミッド型の社会じゃなくて、循環型の輪のような社会がいいのぅ」

「なんかさ、三角ってとげとげしいイメージじゃん?」

「なんかさ、丸って柔らかそうなイメージじゃん?」

 

 

 

仙人A

「なんか、丸っこい、安心ベースのシステムの方がいいのぅ、きっと」

「△だとさ『出したら帰ってこない』ってイメージが強いんだよね。

で、実際にそうなんだよね。

上から下、または下から上、という一方通行の力学しか働かないから」

「たとえばね、山はね登るの大変だけど、降りるの簡単なのよ。

重力という力学が働いておるからね」

 

 

 

 

仙人A

「でもね、丸とか輪ベースのシステムだと、

『出してもまた巡り巡って戻ってくる感』が感じやすくなるねぇ。

フラットな「流れ」がある。

上から下という2分割の概念によってうまれる力学じゃなくて、

フラットな川のように、横に永遠に流れ続ける感じ。」

 

 

 

仙人A

「そんで、『出してもまた巡り巡って戻ってくる』

っていうのは、言い換えれば循環型だよね。」

 

 

 

 

仙人A

「循環型だとさ、

「溜め込む理由」がなくなるのじゃよ」

 

 

 

 

仙人A

「そんでさ、

『出してもまた巡り巡って戻ってくる』

がベースにあるとさ、

すっごい安心感が生まれるんだよね」

 

 

 

 

仙人A

「すると希望が持てるようになる。

安心感が常にある→余裕ができる→希望を持ちたくなる

そんな感じで膨らんでいくね」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「なるほろねと。」

「循環型、〇、流れ、、、」

「なんかすっごいわかる感じするわ」

「でもさ、具体的にどーしたらいいかね?」

 

 

 

 

 

仙人A

「血液(ベーシックな金)を巨人の隅々まで、全体に無料で分配して、

かつ、時限性にすりゃいいんじゃね?」

「一か月以内に回さないと、紙くずになる金(券)

みたいにすりゃ、嫌でもどんどん回すっしょ」

 

 

 

 

仙人A

「そんでそこにめっちゃ税金かければいいっしょ」

取りはぐれがほぼ0になるっしょ」

「運用の効率性は100%にほぼ近くなるっしょ」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「なるほろねと。」

「でもねぇ!うちの子(巨人)が臆病なのは、

それなりの理由もあるんすよね」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「やっぱね、災害とか多いからね、

万が一に備えたいんだよ。そーゆー気質なんだよ」

「時限性の血液だけじゃ、ちょっと怖いっしょ」

 

 

 

 

仙人A

「白か黒か、0か100か、という

2分割的な考え方で見る必要はないね」

 

 

 

 

仙人A

「動きたい細胞(=働きたい人)はどんどん動くといいね」

「時限性の血液(金)以外の血液は、その細胞が活動した分、

別途、体の中で扱えるようにすればいいね。

そこに関しては、今まで通りの仕組みね。」

「あと、しいて言うなら、そっちの血液(金)の税金はめっちゃ低くすりゃいいっしょ」

「そしたら細胞の活性化が活発なるっしょ。」

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「なるほろねと」

 

 

 

 

仙人A

「だからね、ベースとなる循環型の〇の中に、

小さなピラミッドの△たちが内包されてもいいんじゃね?」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「なるほろねと」

「がしかし、それで本当に、

巨人の健康状態が良くなるかね?」

 

 

 

 

 

仙人A

「そればかりは、やってみないとわからんね」

 

 

 

 

 

仙人A

「少なくとも、今、手に輪ゴムを付けた状態

これからもずーっと続けるよりは、

はるかにマシだと思うけどね」

 

 

 

 

仙人A

「いま、巨人に必要なのは、

輪ゴムを付けたまま、どうやって

血液を流すか、を考えるんじゃなくて

輪ゴムを取り外してあげることね」

 

 

 

 

仙人A

 

「薬を打って健康を維持させるんじゃなくて、

習慣(システム)を変えて、

体質から変えることね」

(恐怖ベースから安心ベースへ)

 

 

 

仙人A

「今はね、「血液を奪い取るなぁ!」と恐れる細胞たちがいて、

「血液を流せ!(壊死してしまうぞ)」という操縦者たちがいて。

今、巨人の中では、右と左にわかれ、喧嘩しておるね。」

 

 

 

仙人A

「でもね、どっちの言い分も正しいんだよね」

「それぞれの立ち位置が違うから、

意見が異なってしまうね。」

「これが『ピラミッド型△構造が内包する必然的な欠陥』でもあるね。」

 

 

 

仙人A

「だって△の上と下では

立ち位置も見える景色も考え方も

ぜんぜん変わってしまうんだから」

(意見が対立しやすいのも仕方ないよねぇ)

 

 

 

 

仙人A

「でもね、大丈夫ね。

これもプロセスの1つね。

あるときは右へ傾き、ある時は左へ傾き、

すこしずつ一歩ずつ前進するためのプロセスね。

やがて、時間が時期に解決するね」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「なるほろねと」

 

 

 

 

仙人A

「そーゆーことね」

「変化はソフトにできるかぎり柔らかく

やったほうがいいね」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「まあ、それに関しては、うちの子は

たぶん、世界でもトップレベルです。」

 

 

 

 

巨人「日本」の操縦者ABC

「急激な変化による劇的な体調不良とかって、

アメリカとか、ヨーロッパとか、

あいつらしょっちゅう起こしてますから」

 

 

 

 

仙人A

「そーじゃのう。

この子なら、きっとまたいつものように

(これまでの歴史のように)

うまく丸く迎い入れることができるじゃろう」

 

 

 

 

 

そんじゃ