この写真の家、これは僕が仕入れた商品です。
玄関
階段を上がって2階へ
純和風なつくりなのですが、
仕入れた家は、すでに床を張り替えて
ところどころ、リフォームもされている箇所がある
昔、僕は、家を安く仕入れて、ピカピカに掃除をしたり、
できる範囲でプチリフォームをして、
家をよみがえらせて売る、
ということを、年に1、2度程度、
やっていました。
昔、「家探し物語」というテーマで、
そんなことをブログにも、書いたりしていました。
なぜこんなことをしてるのかって?
きっかけは、話すととても長くなるのですが、
結局最後は、税金対策になるとか、
貯金をお金じゃないものへ変換しておけば、
無駄遣いしなくて安心、とか、
そういう現実的なツマラナイ理由からでした。
で、自分で仕入れた商品に、
今、家として自分が住んでいます。
とりあえず、短期的に滞在しています。
そんで、この家に、
もう一人、旅人である友人も住んでいます。
ガス・水道・光熱費、その他、諸経費などは僕が支払っていました。
そんな生活が約1か月とちょっと続きました。
最初に言っておきますが、
このブログは不動産投資をしてどうのこうの、
という内容では一切ありません。
友人である彼との面白い生活についての記録です。
友人はTJと言います(仮名)
TJは、友達であり、旅人です。
そして、ものすごい
後者
です。
前者論・後者論とは・・・
人間には大きく分けて、2タイプいるそうで、
それらを前者・後者と分類できる考え方があります。
これを提唱したのは、心屋仁之助さん。
そうそう、僕のブログでもちょくちょく出てくる
心理カウンセラーっぽいことをしている方です。
っていうか、心屋仁さんは、
有名な人なので、そもそも、初めから彼のこと、
知っている方も多いのではないでしょうか?
で、話を戻すと、
~以下(心屋さんのブログより抜粋)~
前者とは・・・
空気が読め、理解、理論、表現、処理能力が比較的高い。マルチタイプ
後者とは・・・
天然、癒し系、言葉をストレートに受ける。集中タイプ
だうそうで、
自分が前者か後者かを判断する基準は1つだけ
人の話を聞いてて、頭がシャットダウン(真っ白)になるか?
・怒られたり失敗したり、あせったときにすぐにパニック(混乱)になる
・難しい話や、まくしたてられると心の中にシャッターが下りて「しまう」
・思考がすぐにどこかに飛んで行って「しまう」・説明を受けたり怒られている最中に、うわの空で他のことを考えて「しまう」
この質問の例にひとつでも「イエス」があれば、後者。
NO! ならば前者、という判断。
~(心屋さんのブログより抜粋)以上~
*もちろん、全員がこれに当てはまるとは限らず、例外もあるよ
で、たぶん、僕は、前者だと思う
(自分で思ってるだけだから、なんとも言えないけどw)
で、僕の友人は、後者だと思う
このブログでも何度も書いている通り、
僕は、この心屋仁さんの教えによって、
自分の考え方が180度変わり、それによって
実際に自分の人生も180度かわっていったから、
この心屋の教え(僕は勝手にジェダイの教えと呼んでいる)
を学ぶことにとても魅力を感じているのだ!
ちなみに、思考パターンのベースに前者・後者があっても
その上に、前者アプリ・後者アプリを載せて、
前者っぽいふるまいをしたり、後者っぽいふるまいをすることもできるそうだ。
僕はたぶん、前者ベースで、
後者アプリも前者アプリも、どちらも動かせるのだろうと思う
(まあ、自分でそう思っているだけだけどw)
後者は前者が予想もつかない方法で事をなす
TJは旅人だ。
バックパック1つで世界中を旅する。
TJは海が好きだ。
魚を取ったり、アウトドアにも長けている。
後者のかれは、前者が思いもつかない思考パターンを持っている。
TJとの生活は、実に楽しかった!
彼との生活は、まるでギャグマンガそのものだ。
前者である僕は、
後者を見ると、
ああ、自分が容易くできるのに、
なぜ彼はこんなことでミスをするのだろう・・・
ってついつい思いがちだ。
彼は思い付きで行動をする。
彼は、地図が読めない、
数歩先の未来を予測できない、
見積もり立ててリスクを予測して、
慎重に、かつスマートに、物事を遂行させる、
ということができない。
意識がすぐに飛ぶ。
難しい話があると、すぐに寝る。
でも、後者であるTJのすごさは
前者の予測を上回る。
後者は思い付きで行動し、予想外の結果を得る
TJは、旅人だけど、
生活はハチャメチャだ。
書道歴1か月のくせに、
100円ショップで買ってきたハガキに
それっぽい文字を筆で書いて、
書道家っぽいコスプレをして、
堂々と路上でそれを売り始めるw
それでも、外国人とか、
なんか好きそうな人に、
それなりに買われていくのだw
ある時、なんかしらんけど、
「私、書道15年やっております」
的なベテランぽい人の目に、
TJがテキトーに書いた作品が目に留まる!
ベテラン書道家
「私、書道15年ほどやっていますが、
こんなに自由でのびのびした字を書けるなんて、
とてもステキな才能をお持ちですね」
(笑)
言えない、とてもその人に向かって、
「いやぁ、コイツ、
書道歴1か月っすよw」
なんて、決していえない(笑)
TJはギターを弾く。
彼はギターを弾いて、
歌も歌う。
でも、彼が牧場で、
ギターを弾いて歌うと、
牛が群れを成して寄ってくるw
その異様な光景に見とれて、
さらに人々が寄ってきて、
いつしか、彼の周りに人だかりができるw
なんだこれwwww
とにかくおもろい。
TJといると、毎日がギャグマンガ日和になる
そんで、彼と楽しく過ごしていると、
彼は豊かさも運んでくる
僕が仕入れた商品(家)に
とりあえず、二人で住むことになった。
ただし、家には何もない。
僕ら、ほとんど手ぶらで、
なんかノリでここまで来てしまったw
生活するためのあらゆる物を
何も所有していなかった。
でも、僕はそんなに心配していなかった。
たぶん、TJが
なんかしらんけど、
勝手になんとかする
それは自分の中で確信に近かった
ということで、僕は
とにかく彼を楽しませることに努めた
そんで、僕と言えば、
自分で電子ピアノを持ってきて、
一日中、自分の好きな音楽をして過ごしていた。
TJはすぐに、
どこからともなく、
食器とか、生活の細々とした道具を
仕入れてきた。
それどっから持ってきたん?
TJ「いやぁ・・・なんか、
近所のオッサンからもらった」
そんな感じで、
TJと僕が住むこの
「とりあえずの家」
に、数日もしないうちに、
どんどん、豊かさが舞い込んできた。
TJ「なんか、扇風機もらってきたわ」
TJ「電子レンジもってきたぞ」
TJ「自転車もらった」
TJ「冷蔵庫も新品のもの、手に入るけどどうする?」
なんかしらんけど、
TJが勝手に持ってくる。
いろいろ持ってくる。
いろいろな人と知り合って、
いろいろ持ってくる。
前者の僕なら、
生活に必要なお金のことを思って、
それらを計算したり、
稼ぎを計算したり、
こんなことばかり、考えていただろう・・・
後者のTJは、
思い付きで動く。
生活で「不快」を感じたら、
「心地よさ」を求めて、
本能的に、勝手に動き出す。
問題を解決する方法論が、
前者と後者で全然違うのだ。
だから、後者は前者が思いもつかない方法で、
問題を解決に導くのだ。
後者アプリを積んだ僕
僕はTJからたくさん、学ばせてもらった。
ギャグマンガみたいな面白い体験もできて、
とにかく笑いの絶えない1か月だった。
TJは旅をし、僕は、音楽活動を深める。
ここで、お別れだ。
でも、僕は後者論を学んだ。
もちろん、前者である僕が、
後者になることはできないけど、
前者は前者なりに、
後者から学び、前者なりに
後者アプリを動かせばいい。
そしてその結果、
今度は、僕が見ず知らずの
個人投資家のオッサン(辻ちゃん)
に養わえれるようになった
*ちなみに、辻ちゃんとの出会いについては、
に詳しく書いてあります。
ちなみに、この家は売ってお金に換え、
それを自分の大好きな音楽をやるための
活動費に充てていく。
辻ちゃんにもそれを伝えた、
そうした方がいい、
ということになった。
余談
余談だけど、家を仕入れる仕事ももう今後はやらないだろう。
僕は本当に大好きな音楽に力を注いでいきたい。
やっとそういう気持ちになれたのだ。
家を安く買って、高く売る、
みたいな技は、心屋さんを知る前、
がんばる教にいた頃に覚えたのだ。
これはがんばる教時代の産物。
がんばらないと死んでしまう、
世界は競争なんだ、
好きなことする前に、がんばってまずお金とか貯めるんだ、
資産は保有するものなんだ、
そいういう世界観で生きてきたから。
心屋さんを知ってから、
僕の世界は変わった。
世界はやさしい
世界は安心
人々は協力してくれるし、
自分はいろいろな人から愛される、
手放すと世界から豊かさをくれる
所有よりも、共有したり、所属する方法もある
今の僕は、そういう世界線へと移ったのだ。
自分はありのままでいい、
前者は前者なりの得意を生かし、
前者なりのふるまいをするのが、
一番理にかなっているし、それが
前者にとっての生きやすい生き方。
それを認めれば、前者として、
自分の能力が発揮されやすい。
そして、後者のような人間がいても、
自分は前者なんだって自分のこと認められれば、
後者である彼らとも仲良くやっていけるし、
お互いを認め合えらえる。
だから、資産としての家、
税金対策としての家、
好きなことじゃなくて得意なことで稼ぐための家は、
もういらない
家すら、タダで住まわせてくれる人もいる
(辻ちゃんとか)
もし自分にとって、何かが必要だとしても、それは
大好きな音楽をやるための、
集中し作品を生み出していくための
静寂なる静謐なる神聖なる空間としての
そんな場所だ。
それが自分の所有物であっても、
誰かの所有物であっても、
どちらでも構わない。
ただ、そういう場所が、環境が
自分のもとへ与えられれれば、
それだけでありがたい
僕は前者。
僕は好きなことをする勇気を持つ。
もう、がんばる教にはもどらない。
世界はもう怖くない
世界はいつだってやさしい