グラサンひよこ
「き~いよ~ひ~♪」
グラサンひよこ
「こ。」(ピタッ!)
グラサンひよこ
「ハイッ!」
グラサンひよこ
「とゆーわけでね・・・」
グラサンひよこ
「今日は待ちに待った、クリスマスイブ!」
グラサンひよこ
「とゆーことでね、、、」
グラサンひよこ
「おい、そこのベンチでイチャついているリア充ども」
グラサンひよこ
「それから今年もクリぼっち全開のそこの貴様、」
グラサンひよこ
「そして、おなじみボッチーズたち」
グラサンひよこ
「いつもいつも、インプットしたり、
考えたり、悩んだり、
不安になったり、イライラしたり、
がんばったり、行動したり、一喜一憂したり、」
グラサンひよこ
「生まれてこのかた、
そーゆーことばーーーっかりやってるじゃん?」
グラサンひよこ
「でもでも、そんな日常において、
こーゆー思考パターンを取り入れてみたことは
あるかい? それはね・・・」
グラサンひよこ
「『祈り』という新オプション」
「新しい脳内プログラミング」
グラサンひよこ
「とかく、現代人は、
この『祈り』という脳内オプションを
軽視したがる。怪しがる。パチモンだと思い込む。」
祈りの力
グラサンひよこ
「俺は現実主義者だ。クリスマスイブも、クリスマスも、それ以外の日も、
俺にとっては全部一緒だ。」
「ただ、飯を食って遊んで寝るだけだ」
グラサンひよこ
「だがな、そんな現実主義者の俺は、
毎日、欠かさずやっていることがある。」
グラサンひよこ
「それがこの『祈り』オプションだ!」
グラサンひよこ
「いいか、お前ら。この祈りプログラムをナメんな」
グラサンひよこ
「祈りオプションという古今東西、古代の神々の時代から高度発展を遂げた現代にいたるまで、
途切れることなく、受け継がれているこの高等プログラミングだ」
グラサンひよこ
「祈れ!」
グラサンひよこ
「そして、次のトリガーとなる『信念プログラム』を起動させろ!」
グラサンひよこ
「脳をハックし、だまし、そして、欺くのだぁあああ!」「思考パターンを変化させろ」
グラサンひよこ
「おい、今日は12月24日じゃないか。」
グラサンひよこ
「ちまたでは、クリスマスイブとかいう、
いかにも祈りやすいイベントが来ているじゃないか」
グラサンひよこ
「今日というこの日はせめて、
貴様のその願望とやらを
祈ってみてはどうだろうか」
グラサンひよこ
「いいか、何度も同じことを繰り返すが、
祈りをなめんな」
グラサンひよこ
「神々しい感じで、神聖な気持ちで、恐縮と共に、真剣に祈るんだ!」
グラサンひよこ
「天は見ている。」
「常に貴様を見ている。」
グラサンひよこ
「祈れ。真剣に祷れ!」
「その強き思いを、
心の底から湧き上がる本当の想いを、
天に届けるのだ!」
大天使きよひこ
「なんか願いを言え。天に届けるから」
(ハイ、10…9…..8…….)
グラサンひよこ
「ちょっ・・・はえええよ!」
(どっから出てきた)
グラサンひよこ
「とゆーことでね、そこの貴様も
今日一日くらいは、真剣に願うのだ!」
グラサンひよこ
「強く、強く、願うのだ!」
「さすれば、大天使きよひこが、
その思いを天に届けるだろう。」
グラサンひよこ
「それでは諸君、ステキなクリスマスイブを。」
大天使きよひこ
「き~いよ~ひ~」
「こ~のよ~る~ぅううう☆」
(天に昇っていく大天使きよひこ)