波動貴志くん(はどうたかし)
(●´✪∀✪●`)
42さい、独身。
無職、コネなし、彼女なし。
*仕事はできないけど、いつも元気。
笑うことが大好きで、毎日が楽しい。
つられて、まわりのみんなも明るくなってしまう。
薄井幸子ちゃん(うすいさちこ)
J(´く_`‹ )し
24歳、未婚。
大手企業に勤めるキャリアウーマン。
まじめで勤勉、会社や人のために尽くすことに生きがいを感じる。
人に迷惑をかけることが大嫌い。
常に努力を惜しまない性格。
最近、プータローの彼氏に悩まされている。
朝:
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「ひゃ~、今日もお日様がキラキラですぅー!」
「ぼくちん、感動ですー!」
「今日も波動が高い感じするですー!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「あ、朝から暑い・・・」
「は、はやく仕事の支度しなくちゃ・・・」
どんより~
朝起きた後は・・・
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「お散歩ルンルンですぅー!」
「あ、お花だ綺麗ですー!感動ですー!」
「犬さん、かわいいなぁー(ほっこり)」
「今日も波動が高い感じするですー!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「今日も満員電車・・・がまん、がまん・・・」
ム~ン
「う、うわぁ、となりのオッサン、く、くさい・・・」
ドアが開く(プシャー)
「あ、降ります、おりますぅ~(誰か通してぇええ)」
お昼
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「なんか、気分的に今日はカレーが食べたいです~」
「波動的にインドカレーです~!」
「うわぁ、めっちゃ旨い!!(感激)」
「波動が、波動が、今日も高いです~!!!」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「シェフさん、今日のカレーもばっちぐーですぞ!」
「YOUは天才!カレージーニアス!よっ、カレーの王子様!」
インド人シェフ (´⊙ е ⊙`)
「ハドウサン、いつも、アリガトウネ」
「そんなに褒められると、ワタシ、ダンス、おどっちゃうネ」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「お弁当作って節約、節約。」
「あ、もうこんな時間。あと、15分で食べましょ」
「お茶も水筒で、私、地球環境にも貢献してます」
感動、ナッシング(し~ん)
不幸な出来事が起こっても・・・
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「あ!?電車乗り間違えてる・・・ウケるw」
「このまま、見知らぬ土地へぶらり一人旅とかしたら、
きっと何か感動なできごとが起こるんじゃないかなワクワク」
「それって波動、高し!!キラキラ」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「ああ、電車乗り間違えている!!私って、ほんとダメね・・・ミジメ」
「ああ、もう今から帰ったら、すぐに寝る時間んだわ、トホホ」
嫌みを言われても・・・
小学生たち(´∀`*)(o‘∀‘o) (っ´∀`)
「あ!ノージョブのオッサンだ!」
「今日も、プラプラしてるよ~、100円奢ってやろうか?」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「え!?いいの!? やったー!!」
「アイスとか買っちゃうよー。」
「ちみたち、次いでに、ジュースも奢ってくれないかい?」
母ちゃん J( ‘ー`)し
「貴志や、あんた、いつ結婚するね?
仕事はどうするね?
ほんと、しょうもない!!」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「母ちゃん、心配してくれてるの!?ありがたいねぇ、うれしいねぇ(しみじみ)」
「こんな母ちゃんの息子で、僕はラッキーだよ!」
母ちゃん J( ‘ー`)し
「貴志や・・・(だめだこいつ)」
上司 ( ´Д`)y━
「おい、薄井。なんなんだこの資料は!?」
「ぜんぜんなっとらん!」
「はい、作り直し~♪」「ハイ徹夜~♪」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「す、すみません・・・。」
「すぐに作り直します。」
(この、クソはげ上司が。
今にみてろよ・・・ぐすん)
嬉しいことをいわれても
おともだち( ●´Д`●)σ
「貴志くん、チミはいつも、明るくて元気だね~」
「僕はそんな君がすきだじょー」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「ありがとう★」
「僕は愛されてるなぁ、幸せだなぁ!」
「これって、波動高いこと!!
そんな僕、波動貴志。(キラキラ)」
プータロ彼氏 (´-ω-`)
「さっちゃん、君はいつも仕事できるねぇ」
「がんばってるねー」
「今日はぼく、メロン食べたい」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「そ、そんなことない!」
「私なんて、会社じゃ、まだまだなんだから!」
(てめぇ、そろそろ働けや)
神さま ★降臨★
神さま (´θ`)
「ひょーっひょっひょw」
「貴志くんはいつも、明るくて元気だなぁ」
「楽しいこと、嬉しいことが、好きなんじゃなぁ」
神さま (´θ`)
「そんな貴志くんには、ほれ、
幸運の風を吹かせよう」
神さま (´θ`)
「ふ、ふぅ、ふぅぅうううう~~~」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「あのね、なんかしらんけど、最近、6億円の宝くじ当たったの~!」
「きみにもすこしあげるね」
キラキラ
おともだち( ●´Д`●)σ
「貴志くん、チミはいつも、何か持ってるじょ~」
「ツイてるじょ~」
神さま (´θ`)
「ふ、ふぅ、ふぅぅうううう~~~」
貴志くん (●´✪∀✪●`)
「あのね、なんかしらんけど、最近、可愛いカノジョができたのだ!!」
「すっごくかわいいんだよ!」
「今度、君にも紹介するね!」
キラキラ
おともだち( ●´Д`●)σ
「貴志くん、チミはいつも、何か持ってるじょ~」
「モテる男だじょ~」
神さま (´θ`)
「ひょーっひょっひょw」
「幸子ちゃんいつも、イライラして、セカセカしとるのぉ」
「悲しんだり、どんよりしたりすることが、好きなんじゃなぁ」
神さま (´θ`)
「そんな幸子ちゃんには、ほれ、
不幸の風を吹かせよう」
神さま (´θ`)
「ふ、ふぅ、ふぅぅうううう~~~」
上司 ( ´Д`)y━
「おい、薄井。分かってると思うが、
会社も最近、業績が厳しい。
だからな、率直に言うとな、仕事辞めてくれ」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「ぴ、ぴぇええええ!!!」
プータロ彼氏 (´-ω-`)
「さっちゃん、君はいつも仕事できるねぇ」
「がんばってるねー」
「あのね、新しいカノジョができたから、お別れなのね」
「バイバイね」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「き、貴様ぁあああ!!」
「貴様に今まで、いくらつぎ込んでいたと思っとるんじゃぁあああ!」
そして独りぼっちになった幸子ちゃん
沖
~~~~~~~~~~~
海辺
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「か」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「カモメがぴゅーぴゅー」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「な」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「渚のジョニー~♪」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「う、うぁあ¨あ¨あ¨あ¨あ¨ん」
(泣きじゃくり、顔ぐっちゃぐちゃ)
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「上司め!彼氏め!」
「そしてこの世界め!」
「よくも私を弄んでくれたわぁああ!!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「海のバカヤロー!!!!」
(2時間ほど発狂していた・・・)
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「バ、バカヤロ、、ゴホッ、ゴホッ」
「は、発狂しすぎて、もう声でない・・・」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「あ、あれ、なんかもうどうでもよくなったわ・・・」
(なんかスッキリ)
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「私、何が間違っていたんだろう・・・」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「私は幸子、薄井幸子。」
「幸せの子、と書いてさちこ。」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「そう、私は、幸せの子なの。」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「私、幸せになりたい!!」
(切実)
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「神様、おねがい、私、幸せになりたいの!」
そのころ神は・・・
神さま (´θ`)
「ドーナツうめぇw」
(もぐもぐ)
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「神様、おねがい、私、幸せになりたい・・・」
(´Д⊂グスン
天使ちゃん °ʚ(*´꒳`*)ɞ°.
「まあ、かわいそうなさっちゃん。」
「何か私にできることないかしら・・・」
天使ちゃん °ʚ(*´꒳`*)ɞ°.
「そうだ!(ひらめき)」
<心の声になる天使ちゃん>
心の声
「さっちゃんへ。
さっちゃん、笑いなさい。
自分に素直になりなさい」
「さっちゃんは、幸せの子。
いつも笑って明るく楽しく過ごしなさい」
「そうすれば、風が吹くわ」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「!?」
「ん、今なんか、きこえた!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「・・・笑いなさい、楽しみなさい・・・か」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「そういえば私、最近、全然わらってなかったなぁ・・・」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「そうか!
昔みたいに、小さい頃のように、
無邪気だった子供のころのように、
いつも明るく笑ってニコニコ、楽しく過ごせばいいじゃない!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「なんでいままで気が付かなったんだろう・・・」
「なりたい」
「そうなりたい」
「なろう!」
幸子ちゃん J(´く_`‹ )し
「私は幸子。しあわせの子。」
「幸子はね、さっちゃんっていうんだ、ほんとだよ♪」
「いつも明るくニッコニコのさっちゃんだよ♪」
神さま (´θ`)
「フォォーッ、フォッ、フォッ、フォッ」
「今日もどこかで、明るく楽しい声が聞こえるぞい」
「今日も風を吹かそうぞ」