みんなが、今より苦しみから解放されて、
よりハッピーに、より楽に、よりパラダイスになっていく、
そんなイイ感じの「未来のカタチ」があると、仮定してみる。
(空想だけでも、あるとしてみるのだ)
そんな未来のカタチって、
それはどんなカタチなのだろうね~?
安定の三角形
三角形は安定の基本。
三角形はおうちの屋根。
三角形はピラミッド。
こーゆーのは、安定。
盤石、強い、強固。
だからね、長年、信じられてきたし、
いろいろな分野で取り入れられてきたし。
建築物も、分子構造も、社会システムも、
こーゆーカタチのものは、本当に安定するんだ。
この世界には重力もあるし、
圧力もあるし、
いろいろな自然の力が作用するから、
それに持ちこたえるためには、
三角形がやっぱり強いんだ。
でもね、そんな三角形でも、
完璧じゃないんだ。
上は圧力がかからないけど、
下にはものすごい負荷がかかる。
三角の上の部分を維持するためには、
多くの下の部分を必要とする。
力学の法則が上から下へ向かっているから、
(例えば重力とか)
だから、上から下へはアクセスしやすいけども、
下から上へは上がっていきにくい。
(山は登るより降りる方がカンタンでしょ?)
それからね、物理法則だけじゃなくて、
目に見えない形而上の世界においても、
物理法則と同じような法則性が発生する。
たとえば、△の上の部分からは、
下全体の構造を、手に取るように、
隅々まで、見渡せるのだけれども、
三角の下から上を見上げるとき、
上の部分に関しては見えてこないんだ。
(例えば国のトップが何を思って何を考えているかなんて、国民にはわからないんだ。
どれほど国が民のことを考えていようが、その部分はなかなか見えてこない。
無知なままでいれば、やがて民は、トップは何か悪いことを企んでいるに違いない、
と思いこみ、盲目になってしまう)
それからね、エネルギー(富・お金・情報・力)などの
概念上のものは「下から上へ向かって流れる」
という大きな性質をもっているのだけれども、
「上から下へは、全体のうちの一部だけしか流れない」という性質を持っているんだ。
(つまり、時間経過とともに、やがては一極集中してしまうモデル)
そーゆー「不可逆性」
(一方通行)的な概念をはらんでしまう。
安定した未来のカタチ
でもね、安定した形はね、
三角形以外にも存在するんだ。
それがこのバックミンスターフラーレン。
「世の中のあらゆる物事は、今後の未来において、
物理空間を超えて、目に見えない小さな概念へ
その重要性が移っていく」
このようなことを今より1世紀も前から、
いち早く唱えていた建築家の
バックミンスター・フラー博士。
そんで、その博士に敬意を払って
名付けられたのが、
この「フラーレン構造」
というカタチなのだ。
このフラーレン構造をみると、
三角形のようにトップが存在しないし、
中央も存在しない。
だけども、たくさんある〇(結節点、ノード)
のうち、どれか1つでも、
あるときは「中央」の役割を果たし、
またあるときは「トップ」のような存在として活躍する。
またそれ以外の別の〇(結節点)が
また別のあるときに「中央」になったり、
トップになりうる。
中央がある、トップがいる
中央がいない、トップがいない
このオンとオフの2つの切り替え状態が
もつれ合う状態のまま、同時に内包している
そんで、まるでフラー博士が最初から
預言したかのように、未来の社会において、
この形のモデルが少しずつ発見されていった。
でも、これは、きっと、預言じゃなくて、予定だったんだね。
理想のカタチ・アイデアにたいして、きっと世の中の多くの人たちが
「いいなぁ」って共感を持てたからこそ、
「1つのアイデア」は「みんなの意識」へと切り替わり、
その小さな波はやがて大きな波へと育ち、やがて具現化していくんだ。
だから預言は決定事項なんだ。(みんなの意識へ届いたものから順番に叶っていく)
バックミンスターフラーレンっぽい構造の例
そんで、このフラーレン構造っぽい形って
世の中に結構あるね。
たとえば、サッカーボールとかね。
あとはね、概念上の話になるけれども、
「ネットワークの世界」って、
必ずしも100%完璧にフラーレン構造のカタチとは限らないけれども、
それでも「中央がない / ある」と「トップがいない / いる」という
オンオフスイッチを持たせた構造に
誰が決めたわけじゃないのに、自然と勝手に
そうなっている場合もあるんだよね
*ちなみに「ネットワーク」っていうのは、
コンピュータの世界だけじゃなくて、
人間関係のことも含まれてるよ
例えばね、産業時代から続いている
トップダウンのピラミッド構造の世界だと、
誰か一人がずっとリーダーという上下関係
になってしまうけども、
でもね、フラーレン構造的なネットワークだとね、
たとえば「プロジェクトごとの仕事」っていう単位が生まれる。
すると、あるプロジェクトの時だけ「誰かがリーダー」になり
また別のプロジェクトでは「別の誰かがリーダー」になる
みたいな感じにネットワークの性質が「縦割り」から「横のつながり」へ変化していくね。
なまけものっぽい何か
「私の仕事はね、こうやって一日中、
ぼーっと世界を見つめることなんです」
あとは、オンラインの世界もそうだね。
あるときは「Aさんのパソコンがサーバー」になり
あるときは「Bさんのパソコンがサーバー」になりうる。
たとえばね、仮想通貨の世界って、
そんな感じで仕組みが動いてるんだよね。
中央銀行がいるのじゃなくて、
世界中のみんな(の端末)が銀行員みたいなイメージ。
理想のカタチへ整えていくこと
そんでね、そーゆーモデルの
小さな例は、少しずつ見つかっていってるけれども、
今後は、もっともっと
この「理想のカタチ」が
整備されていく(具現化していく)
もっかい、バックミンスターフラーレンを見て見る。
すると、あることに気づくね。
三角形のピラミッド型だと、
トップは下の世界を手に取るように理解できるのに、
下から上を見上げても、トップの世界について、
理解しづらい、という「不可逆性」
があったけども、
バックミンスターフラーレン構造においては、
みんなが一人ひとり、見つめ合う構造なんだ!
お星さま「見てるだけ~」
ひよこ「見られてるだけ~」
見つめあ~うと~
素直に~
おしゃ~べりでき~ない~♪
だからね、
隠し事はできない社会なんだ。
悪いことできない社会なんだ。
嘘つけない世界なんだ。
だからね、正直な人はきっと、
お星さまみたいにキラキラ輝きだせるそんな世界だと思うよ!
そんでね、
『自分の得意なこと・好きなこと』
というプロジェクトが発動すると、
たくさんの〇(結節点)の1つの中の1つである、
あなた自身が輝きだし、
あるとき突然「リーダー」になったりするんだ。
そんでね、あなたはあなたの得意なこと、
あなたらしいこと、
あなたの好きなことで
周りのみんなを幸せにしていけるんだ!
そんでね、また別のあるときは、
別の誰かの部分が光輝きだして、
その人がリーダーとなって、
その人の周りの人たちを豊かに幸せにしていくんだ!
そうやって、バックミンスターフラーレン体の中で、
みんながあちこちで、光出せば出すほど、
世界は豊かに、そして安定し、循環し、
幸せになっていくんだ。
なんてステキな未来のカタチ!
うんにゃ!
これはもう未来の話ではない。
すでにその小さな事例も、モデルも、
世界のあちこちで観測されだしてきている。
これは必然の流れ。
とくに目に見えない世界
(インターネットとか、概念とか、思想とか、人間関係(ネットワーク))
などなど、あらゆる面で顕著になっていく。
そしてやがて、大きな社会構造全体にまで、
このような概念が波及していくんだ。
フラーレン構造の輪の中。
円の中。
丸の中。
和の中。
幸せのカタチ。
未来のカタチ。
ステキなカタチ。
調和のカタチ。
なんてステキなんだろう!
そんじゃ