世の中には、頭がいい人がいて、
すごいことを話して、
すごいためになることを
話してくれて、それはそれで
とてもイイ感じなんだけれど、
あの人はあんなに頭がいいのに、
不平不満ばかり言うのだ。
あんなに頭がいいのに、
なんか幸せそうに見えないし、
全然、笑わないんだ・・・
いつもしかめっ面をしていて、
自分の頭の良さと正しさを主張することが
人生の中で優先事項のように見えるんだ。
世の中には、頭がいい人がいて、
すごいことを話して、
すごいためになることを
話してくれて、それはそれで
とてもイイ感で、
その人は、とても
にこやかに楽しそうに
話をしてくれるんだ。
その人は、自分の言うことに
とても自信を持っていて、
自信満々に話をするんだ。
だけれど、誰かを論破したり、
議論で感情的になることが、全然ないんだ。
ただただ、自分の興味のある分野について、
とても情熱をもって話をするんだ。
世の中にはすごくお金持ちで大成功していて、
その人は、お金を得る方法を
話してくれて、それはそれで
とてもイイ感じなんだけれど、
あの人は、お金を得るには、
競争して、勝ち抜いて、奪えというんだ。
自分の力で這い上がれ、
早いうちからそれをやった方がいい、
と強く主張している。
それで、あの人は、とても
苦しそうな顔をしているんだ。
また、何かに怯えているようにも見えるんだ。
奪われたり、出し抜かれたりすることに
恐怖を感じているように見えるんだ。
世の中にはすごくお金持ちで大成功していて、
その人は、お金を得る方法を
話してくれて、それはそれで
とてもイイ感じで、
その人は、お金を得るには
自分の好きなことをして、
みんなから愛されて、応援されて、
その夢を多くの人と共有して膨らませて生きなさい、
というんだ。
その人は、とても
幸せそうで、楽しそうで、朗らかな
雰囲気を持っているんだ。
一緒にいて、緊張感がないし、
むしろ、心が温かくなるような
感じがするんだ。
世の中には美しくて、
人気があって、
みんなから愛されて、
とても魅力的な人がいて、
魅力的で人気者になるための
とてもためになるお話をしてくれて、
それはそれでイイ感じなのだけれど、
あの人は、とても
悲しそうなんだ。
本当の自分は誰も知らない。
本当の自分には価値なんてない。
仮面をかぶって、愛想笑いをして、
演じることのむなしさを、
とても悲しんでいるんだ。
あの人は、怯えているんだ。
衰えていくことに怯えているんだ。
自信の肉体が衰えていくことと、
別の誰かがあの人より輝きだすことに
とても怯えているんだ。
時間にとらわれて、怯えているんだ。
世の中には美しくて、
人気があって、
みんなから愛されて、
とても魅力的な人がいて、
魅力的で人気者になるための
とてもためになるお話をしてくれて、
それはそれでイイ感じでさ、
その人は、本当に
笑顔がステキなんだ。
心の底から、大きな声を出して
自信満々に笑うんだ。
その人の笑顔を見ると、
なぜだか自分も安心した気持ちになれるんだ。
だって、その人は、
いつどこにいても、いつも、
等身大の自分を100%肯定して
生きているように見えるから。
その人は、昔の自分も、
今の自分も、これから先の
未来の自分にも、笑っていられるような人なんだ。
だって、自分に対しても、
他人に対しいても、
いつも本音で語り、
ありのままの姿を見せることに
安心しきっているから。
世の中は、
あなたが想像した分しか
あなたの目の前に映し出されない。
もしあなたが、
「きっと、世の中なんてこんなもんだろう」
と自分で勝手に世界の枠を設定してしまたら、
「こんなもん程度の世界」しか
あなたの目の前にしか見えてこなくなる。
もしあなたが、
「世の中にはいろいろな人がいる」
「もっといろいろな世界を知りたい」
「もっとステキな世界を知りたい」
「自分はもっとステキな方へ行きたい」
そう思った瞬間、
世の中の枠は、さらに広がるんだ。
あなたが今まで想像もしなかったエリアまで、
どんどん広がっていく。
そしたら、あなたが今まで、
想像もしなかったような人たちが、
あなたの目の前に現れ、
あなたが想像もしなかったような出来事が、
あなたの目の前に繰り広げられていく。
さあ、
あなたはどんな世界を描きたい?