2022年9月8日、エリザベス女王が亡くなられ、世界中に強い衝撃を与えました。
女王の死去を受け、長男のチャールズ皇太子が新国王に即位することが決まりました。
そこで今回は、エリザベス女王 家系図について解説していきたいと思います。
エリザベス女王について
エリザベス女王は、国王として70年7か月に及ぶ在位期間を務めました。この長さは、歴代国王の在位最長記録を更新し、英国国王としても最高齢になりました。
また真面目で穏やかな人柄で「イギリスの母」のような存在として、国民から根強い支持を得ていました。
弱冠25歳にしてイギリス女王に即位
1952年、ジョージ6世が崩御し、25歳の若年にして、女王『エリザベス2世』としてイギリス女王に即位しました。その後、25歳から96歳までの約70年にわたって公務をこなし続けました。
その道のりは決して安定したものではありませんでした。しかし世界各国への影響力と国民からの強い信頼によって、70年間イギリス国民と共に歩んできました。
エリザベス女王 家系図
エリザベス女王の家系図について、まとめていきたいと思います。
エリザベス女王は、英国王室の一員で、長い歴史を持つ王族です。そのためエリザベス女王はもちろん、その家族もまた華々しい経歴を持っています。それぞれ見ていきましょう。
父:ジョージ6世
エリザベス女王の父は、ヨーク公アルバート王子で、正式な名前は「アルバート・フレデリック・アーサー・ジョージ」です。
ジョージ5世が崩御すると、長男のエドワード8世が即位しました。しかし、エドワード8世は恋愛を優先し、王位を捨てたことで、1936年12月11日に国王『ジョージ6世』として即位しました。
母:エリザベス王太后
エリザベス女王の母は、エリザベス王太后で、本名は「エリザベス・アンジェラ・マーガレット・ボーズ=ライアン」です。
1923年にヨーク公アルバート王子と結婚しました。そして1926年に長女・エリザベスが、1930年には次女・マーガレットが生まれました。
妹:マーガレット王女
マーガレット王女は、本名「マーガレット・ローズ」です。
1960年、写真家のアンソニーと結婚し、アンソニーがスノードン伯爵に叙爵されたことで、『スノードン伯爵夫人マーガレット王女』と呼ばれるようになりました。
家族
続いては、エリザベス女王の夫や子供についても紹介していきたいと思います。
エリザベス女王には、4人の子供がおり、6人家族となっております。1人ひとり見ていきたいと思います。
夫:フィリップ殿下
エリザベス女王の夫は、「エディンバラ公爵フィリップ王配」です。日本では『フィリップ殿下』と呼称されることが多いです。
『エディンバラ公爵』はイギリスの公爵位の1つです。1947年11月19日、エリザベス王女(当時)と結婚し、殿下の称号が与えられ、『エディンバラ公爵』が叙爵されました。
フィリップ殿下は、妻の即位後にイギリス海軍を退役し、長年女王を支え続けました。2017年8月2日(96歳)にバッキンガム宮殿でイギリス海兵隊を閲兵したのを最後に、全ての公務から引退しました。
長男:チャールズ皇太子
チャールズ皇太子は、エリザベス女王の第1子です。エリザベス女王の在位中は、王位の法定推定相続人に与えられる称号である『ウェールズ公』として長く在位しました。
2022年9月8日、母・エリザベス女王の崩御に伴い、国王『チャールズ3世』として即位しました。
長女:アン王女
アン王女は、エリザベス女王の第2子です。英国王室における第1王女でもあり、『プリンセス・ロイヤル』の称号を持ちます。
1972年にフィリップス陸軍少尉と婚約し、1977年にピーターが、1981年にザラが生まれました。
次男:アンドルー王子
アンドルー王子は、エリザベス女王の第3子で次男です。イギリス王室の有する公爵位である『ヨーク公爵』を与えられ、『ヨーク公爵アンドルー王子』と呼ばれています。
1986年7月23日にセーラと結婚し、1988年にベアトリスが、1990年にユージェニーが生まれました。
三男:エドワード王子
エドワード王子は、エリザベス女王の第4子で三男です。1999年、結婚に伴い、ウェセックス伯爵の爵位が与えられました。公式な敬称は『ウェセックス伯爵殿下』です。
2003年に長女ルイーズが、2007年に長男ジェームズが生まれました。
まとめ
今回は、エリザベス女王 家系図について紹介していきました。英国王室は、長い歴史の中、イギリス国民と共に歩んできました。新たに即位した『チャールズ3世』の今後の動向にも注目していきたいですね。