今年も新年度が始まり、春ドラがスタートする時期になりましたね。好きな俳優が出演しているドラマを見たり、お気に入りの原作がドラマ化され視聴を楽しみにしている作品もあることでしょう。また、ブレイク必至の新人俳優を発掘するのも、ドラマを見る上で楽しみなポイントだという人も多いのではないでしょうか。これまでも、多くの新人俳優がドラマ出演に大抜擢され、ブレイクしてきました。今後も活躍が期待される5人の俳優陣と、新人時代に大抜擢された作品を見ていきたいと思います。
ドラマ抜擢で大ブレイクした新人俳優5選!その作品とは
『昼顔』の山口まゆ
山口まゆさんは、社会現象にもなった話題のドラマ『昼顔』で、事務所の先輩でもある吉瀬美智子さんの娘役を演じました。思春期を迎え反抗的な態度をとりつつも、夫以外の男性を逢瀬を重ねる母親の変化に気が付き、関係性がギクシャクしていく姿を繊細に演じた姿に、心を打たれた視聴者も多かったことでしょう。その後、木村拓哉さん主演のドラマ『アイムホーム』でオーディションを勝ち抜き、娘役に大抜擢。ブレイクのきっかけとなりました。山口さんの活躍はとどまることを知らず、『コウノドリ』では中学生の妊婦役という、未経験であり難しい役どころを見事に演じ切りましたね。憧れの俳優は、名実ともに定着している井上真央さんだそう。俳優デビューをしてから大学に進学し、映画学科で演技を専攻していた山口さんですが、その進学も井上さんからのアドバイスだったそうですよ。
『神様のイタズラ』の久保田紗友
メディア初出演にして主役に大抜擢された久保田紗友さんは、ドラマ『神様のイタズラ』で、ひょんなことから他人と心が入れ替わってしまうという難しい役を担当しました。ドラマのプロデューサー・丹羽多聞アンドリウ氏は、面接で部屋に入ってきた久保田さんを見て一瞬でオファーを決めたそう。圧倒的な華があり、世界に出しても通用する大型新人だと太鼓判を押す久保田さんは、劇中で心が入れ替わる対象として、さまざまな人やモノを演じさせられたそうです。ヤクザ、年配女性、動物なんていう指示もあったのだとか!また、同作の主題歌も歌うなど、新人俳優にしてマルチな才能を見せつける圧倒的なオーラも感じさせました。現在もコンスタントにドラマ出演をしており、今後の活躍も期待されていますよ。
『中学聖日記』の岡田健史
中学校教師と教え子の禁断の愛をテーマにしたドラマ『中学聖日記』では、無名の新人イケメン俳優・岡田健史さんが大抜擢されました。そのまっすぐな瞳で、教師を一途に思い続ける中学生を熱演。テーマ自体が社会のタブーに切り込んでいるにもかかわらず、視聴者の心を掴み、その禁断の愛を応援さえしたくなる思いになりましたよね。当時19歳だった岡田さんは、野球部時代に鍛え上げた逞しい身体から10kgも落とし、幼い中学生の風貌に激変。教師と恋に落ちる主人公が、高校生になり、社会人になり…というスパンで進んでいくストーリーだったため、回を重ねるたびにその外見も大人びていく様子に、果てしないポテンシャルを感じましたね。それ以降も話題作『MIU404』などに出演し、2022年には改名を発表。今後さらなる活躍に注目が集まります。
『妻、小学生になる。』の當真あみ
堤真一さん主演のドラマ『妻、小学生になる。』で重要な役どころを演じた當真あみさんは、オーディションでの堂々とした立ち振る舞いが評価され、大抜擢につながりました。見る人を少々強引に惹きつける不思議な魅力を持っていて、劇中で演じた「小学生の天才小説家」という難しい役柄にもぴったりだったといいます。原作では男性だったという、この天才小説家の役。性別を変えてでも當真さんにオファーしたいというプロデューサーの思いから、當真さんがどれだけの逸材か伝わってきますよね。それ以降も、大奥や大河ドラマなどの話題作に出演し続けるなど、コンスタントな活躍を見せています。2023年現在16歳という若さの當真さんが、今後どのように化けていくのか、日本中が楽しみにする女優となるでしょう。
『向かいのバズる家族』の那智
ドラマ初出演で、内田理央さんの弟という重要な役に抜擢されたイケメン俳優・那智さんは、父親命名の本名で活動する映画好き。ドラマへのプレッシャーも大きかったそうですが、「自分にしかこの役はできないんだ」と言い聞かせ、ワクワクする気持ちを大切に挑んだそうですよ。ドラマのテーマは、SNSが巻き起こす家族の崩壊と再生。まさに「デジタルネイティブ世代」の那智さんも、SNSを頻繁に使用するうちの1人。便利な時代になった一方で、使い方には注意をしないと怖い目に遭うという危機感を持ちながら、インターネットと付き合っているのだとか。今では、夢だった仮面ライダーシリーズへの出演を叶え、以降は改名し本名の「桜木 那智」として、さらに活躍の幅を広げています!
まとめ
新人が大抜擢され、高視聴率を獲得しているドラマは数知れず。オーディションでその光る才能や魅力にいち早く気づき、開花させるプロデュース力もまた、キーになりますよね。見事オーディションを勝ち抜いた新人俳優たちの努力はもちろんのこと、彼らを発掘したプロデューサーや監督たちの鑑識眼にも脱帽です。2023年春ドラも始まりますので、ブレイクするであろう新人俳優たちをこの目で見られるのも、ドラマ視聴の楽しみでもあります。今後、どんな作品でどんなイケメン俳優や大型新人が芸能界に進出してくるのか…視聴者としてもワクワクが止まりません!