宮崎駿新作と同名書籍・漫画『君たちはどう生きるか』を読むべき理由

スタジオジブリの宮崎駿による新作アニメ映画「君たちはどう生きるか」の公開が、2023年7月14日に決定しました。2013年の「風立ちぬ」以降、10年振りの宮崎駿監督作品ということで注目が集まっています。

「君たちはどう生きるか」は、1938年の吉野源三郎による小説が原作となっており、漫画版も出版されている作品で、生きる上で大切なことを教えてくれる名著です。そんな「君たちはどう生きるか」について紹介していきます!

漫画「君たちはどう生きるか」書籍情報

  • 原作・原案:吉野源三郎
  • 作画:羽賀翔一
  • 出版社:マガジンハウス
  • コミック発売日:2017年

「コペル君」こと本田潤一という15歳の少年が、学校生活を送るなかで経験したさまざまな出来事を通して、ものの見方や人間関係、社会の構造などについて観察し、考えを深めていくという内容です。

「君たちはどう生きるか」映画と漫画の内容は違う?

今年7月に公開を控えている映画「君たちはどう生きるか」ですが、小説や漫画とは違うオリジナルストーリーになると発表されています。

宮崎駿監督が吉野源三郎の小説を読んで感化され、タイトルを借りたのが本作。発表によれば、「その本が主人公にとって大きな意味を持つという話になる」予定だそうです。制作に5年程かけている超大作ということ。ジブリ音楽やアニメーション技術が合わさってどんな作品になるのか?公開が今から楽しみですね。

漫画「君たちはどう生きるか」注目したい5つのポイント

80年以上読み継がれる名著のコミカライズである本作。漫画「君たちはどう生きるか」を読むかどうか迷っている、読む前にどういう漫画なのか知りたいという方向けに5つのポイントを紹介します。ぜひ映画の公開前にチェックしてみてください!

①おじさんのノート

登場人物の「おじさん」から主人公・コペル君に向けて1冊のノートが綴られます。このノートが作中で重要な役割を果たします。ノートは内容そのまま漫画で読むことができるのですが、かなりのボリュームがあります。生き方の指針となる言葉が数多く示されており、読者の私たちも考えさせられるような内容となっています。

②生き方について考えさせられるテーマ

タイトルにある通り、本作は「どう生きるか」がメインテーマとなっています。特におじさんが繰り返しコペル君に伝えるのは、「自分で考える」ということ。”どう生きるか”ということは”どう考えるか”ということでもあると気付かされます。「こう生きなさい」と強制されるような内容ではなく、”生き方について考える機会をくれる”1冊となっています。

③コペルニクスの地動説

「地動説」なんて聞くと難しそうと思われるかもしれませんが、そこまで深い内容は出てきません。主人公の愛称「コペル君」は、地動説を唱えたコペルニクスから来ています。地動説にある「世界は自分中心で動いているのではなく、自分は世界の一分子に過ぎないのだ」ということに、コペル君が自分で気付いたことから物語が展開されます。その気付きがどう発展していくのかは、本作をご覧ください。

④いじめ問題で気付くこと

いじめ問題も「君たちはどう生きるか」のテーマの一つです。家が貧しいという理由でいじめに遭う同級生・浦川君を巡って事件が起こります。コペル君は、浦川君に秘められた心の強さや美しさから、さまざまな気づきを得ることとなります。いじめに遭う本人、そして周りの人間がどう行動するかということがメインテーマである「どう生きるか」に繋がっていきます。

⑤なぜ勉強をするのか?

皆さんも学生時代に「勉強って何の意味があるの?」と思いませんでしたか?確かに何のために勉強をするのか、上手く説明できる人は少ないと思います。本作は「学問とはなにか」ということも教えてくれます。普段生きていて意識することはありませんが、過去から学ぶことがいかに大切か、気付かされることとなります。教育書としても使える1冊と言えるでしょう。

最後に

漫画「君たちはどう生きるか」について紹介しました。本作は、‟普段生きる上で意識したことはない大切なこと”を教えてくれます。頭の中に無かった何かに気付かせてくれる、そんな1冊です。

夏公開の映画は完全オリジナル作品ということで、どんな物語になるのでしょうか?映画公開前に本作を予習することで、より一層楽しめるようになるでしょう!