今あるものを失う恐怖

人はみな、失う恐怖を持っている。

 

 

それは何かを「得る」という行為を欲し、

常に何かを「得たい」と思っている

僕ら人間の性でもある。

 

 

なぜなら

 

 

最初から何も得なければ、

何も失わずに済むから。

 

 

時代が大きく変わる
価値観も大きく変わる
価値と思っているものも大きく変わる

 

 

でも僕たちは、「見えないもの」に気がつけば、
 
何も恐れる心配はないのかもしれない。
 

 

 

時代が大きく変わる

 

僕らは今、時代が大きく変わる

最中にいる

 

 

どれくらい大きく変わる?

 

 

たぶん、100年後、

もし学校というものがあったとして、

そういう世界を想像してみると・・・

(おそらく、今のスタイルの教育は無くなってると思うけど)

 

 

「それじゃ、2020年以降の世界史の部分、

今度テスト出るからねー。」

「ここボリュームゾーンね。

転換期、新しい時代に入るから。

重要なポイントだからしっかり復習する様に」

 

 

 

ってなるくらい、

大きく変わるのだと思う。
(しらんけど)

 

 

 

 

 

 

 

価値が変わる

 

これまで「価値」とされていたもの

 

 

それらの中には、価値が下がったり

ほとんど価値がなくなったりするものも、

たくさん出てくると思う。

 

 

 

これまでは、

 

 

 

計算ができればお金が稼げた

戦略を立てたら、勝負に勝てた

競争に勝てば、富を独り占めできた

 

 

 

だからそういう類の

能力、学問、資格、分野が

とても大切にされてきた

 

 

 

「〇〇大学へ入りなさい」

「〇〇企業へ就職しなさい」

「〇〇企業の株は儲かる」

「〇〇テクニックを使えば、□□くらい儲かる」

「〇〇ノウハウでこれだけ集客できる」

 

 

 

 

「一等賞を取りなさい」

「金賞を目指しなさい」

「勝負に勝ちなさい」

「〇〇な肩書を手に入れなさい」

 

 

 

 

このようにして、

 

競争の原理が富を生む

 

 

 

そう教えられ、

ここ400年ほど、

みんな頑張ってきた

 

 

 

 

そのルールが変わる

大きく変わる

 

 

もちろん

競争の原理が消えるわけではない

きっとこのまま残る

 

 

 

でも、それとは別に

「新しい何か」

 

 

 

僕ら全人類にとっての

「意義のある何か」
目に見えない何か新しい価値が
 
生まれようとしている

 

 

 

 

 

偉人たちの予言

 

 

いま目に見えるもの、

触れるもの、形あるもの、

そういうものの価値は、

今後どんどん下がっていく

 

 

 

そして、

 

 

 

目に見えないもの

形ないもの、

そういうものの価値が

今後どんどん上がっていく

 

 

 

 

バックミンスター・フラー博士は

かれこれ一世紀も前に、

このように語った

 

 

 

 

そしてその言葉の意味は、

今は亡き「経営の神様」

ピーター・ドラッガーによって

引き継がれ、

そして彼らが示した通り、

 

 

 

 

世界は徐々に

形あるものから

形なきものへ

価値が移っている

 

 

先進国では、

 

 

物質的なものを扱う肉体労働から

見えないもの・サービスを扱う

知的労働へ変わっていった

 

 

 

インターネットは

あらゆる物質的なものを

オンライン上に集約しようと

して現在もなお、発展し続けている

 

 

 

モノ消費への活力が弱まり

コト・体験への消費が増え始めた

 

 

 

紙幣・貨幣が

電子化になりつつある

 

 

 

 

偉人たちの予言は

現在進行形で

今もまだ始まったばかりだ

 

 

 

 

失うことをどうとらえるか

 

 

何かを失うとき、

人はどのように

「失う」ことをとらえるだろうか?

 

 

 

 

ある人は、

「リスクヘッジ」と言って

今あるものを守ろうとする

 

 

 

ある人は、

「備えあれば憂いなし」と言って

失うよりさらに多くの

何かを得て、蓄えようとする

 

 

 

 

ある人は、

「失っても大丈夫」

といってあるがままを

受け入れる

 

 

 

 

歴史のサイクル

 

 

人は何かを得るときもあるし、

逆に何かを失うときもある

 

 

 

そんな時、人は

どうありたいか。

 

 

 

「蓄え」に意識を向けて

生きる人は、生涯、常に

失う恐怖を抱えることになる

 

 

 

富を蓄えたあと、

何も起こらないまま

死を迎えれば、

そのままハッピーエンド

になるかもしれない。

 

 

ほとんどの場合は、

自分が生きる間、失うことより、

多く得る方が多いかもしれないが、

 

 

 

 

しかし、

 

 

 

歴史を見てみれば、

もっと長い視点で鑑みれば
ごくたまに

人生に1度、2度、

何かを大きく失う、

そんなビッグイベントは起こる

 

 

歴史はいつも、

同じように繰り返す

 

 

 

 

必ず自分の身に起こる

とは言い切れないけど、

歴史を見返せば、やはり、

そういう波は必ず、ある時点で起こる

 

 

 

 

長生きすればするほど

その可能性は上がる

 

 

失うことに対してどうありたいか

 

 

「蓄え」を重視して生きると

ビッグイベントに持ちこたえられない

可能性がある

 

 

 

 

長い年月をかけて蓄えた何かを

ビッグイベントで失う

 

 

 

 

それは酷なことだ

なぜなら人生はもう

残り少ないから

 

 

 

 

時間をかけて蓄える生き方とは、

そういうリスクを背負うことを意味する

 

 

 

 

 

では別の生き方はどうだろうか・・・

 

 

 

 

 

「何度でも復活できるあり方」

に意識をして生きると、

いつ失っても、あまり怖くないかもしれない

 

 

 

 

常に元に戻れる力

常に元に戻れる能力

常に元に戻れる人間力

常に元に戻れる人物

 

 

 

 

そういう「あり方」

に意識をしていった方が

蓄え重視の人生より、

ずっと「安心感」はある

 

 

 

 

残念ながら、

「失っても、何も残らなくも大丈夫」

 

 

 

 

 

この境地に、今の自分はなれない

なりたくない

 

 

 

 

そこに「本物の幸福がある」

っていうことは頭ではわかっている

 

 

 

でも、今の自分はなれない

なりたいと思えない

 

 

 

 

「もっと得たい」

 

 

 

 

ただし

時間をかけて蓄えるのではなく、

常に復活できるような生き方を目指したい

 

 

 

 

そういう煩悩

 

 

 

 

それはしょうがない

 

 

 

 

そう思っちゃうからね

 

 

 

 

まだそこまで成熟してないからね

 

 

 

人間だからね

 

 

 

 

 

 

 

時代が変わるとき、自分が見えないものになるという考え方

 

 

 

これからの時代、

見えないものを持った方が、

いいかもしれない

 

 

 

もっと正確に言うと

見えないものになった方が

いいかもしれない

 

 

 

 

フラー博士やドラッガーが

示した通り、時代が

「見えないものの価値」

を評価し始めている

 

 

 

 

金(きん)

紙幣

株、不動産

デリバティブ

金融資産

ポートフォリオ

計算能力

戦略的思考

競争力

論理思考

駆け引き

独占

 

 

 

 

 

 

これまで、

こういうものを持ってる人、

こういうことを知ってる人が

莫大な富を持っていた

偉かった

力があった

 

 

 

 

でも、どうやら

なんだか違う新しい価値

目に見えないものの価値

生まれだしている

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

やさしさかもしれない

誠実さかもしれない

親切心かもしれない

利他的な精神かもしれない

ヒーローの様な心かもしれない

他人を思いやることかもしれない

弱い人を助ける精神かもしれない

どんな形であれ、人に対する愛かもしれない

好きなことをしてキラキラ輝くことかもしれない

好きなことがなくても、

人に喜ばれることをしてキラキラ輝くことかもしれない

(結局はそれが好きなことになったりする)

 

 

 

 

前向きで、創造的で

明るくて、希望があり、

ワクワクがあり、

愛情があり、

悲しむ精神があり、

楽しさがあり、

喜びがあり、

笑いがあり、

癒しがあり、

救いがあり、

美しさがあり、

 

 

 

 

人にとって

 

 

 

「いいなぁ」

と思えるものがある。

 

 

 

そんな目に見えない
 
形のないもの
 

 

ミエナイチカラ

 

 

 

そういうものが

大切にされていく時代

そういうものが

評価されていく時代

そういう生き方が

今まで以上に大切にされる時代

 

 

 

増えるほど全体の価値が下がる

 

 

 

競争の原理が強かった

これまでの時代、

 

 

 

お金は増えれば

価値が下がった

 

 

 

 

物も増えれば

価値が下がった

 

 

 

 

〇〇大学、〇〇企業への

応募が殺到すれば、

競争が激しくなった

(よって一人あたりに対する富の価値が下がった)

 

 

 

 

〇〇資格、〇〇能力

〇〇テクニック、

〇〇ノウハウ

 

 

 

 

そういうものを

たくさんの人が

得ようとすれば、

倍率が上がり、

競争が激しくなり、

やがてそれらの価値は

下がっていった

 

 

 

 

「昔〇〇資格を取ったけど、

今は同じ資格を持ってる人多くて、

給料も下がる一方だよ」

 

 

 

 

「〇〇テクニックで稼げるのは

今年までだね」

 

 

 

 

これらには一貫して

「競争の原理」が働いている

 

 

 

 

 

これを言い換えると

「数が限られたものを奪い合う」

という世界観

 

 

 

 

 

増えるほど全体の価値が上がるという新しい世界観

 

 

 

 

これからの新しい時代の価値は、

 

お金や商品や金融資産や能力や

資格やテクニックやノウハウや

戦略や戦術や論理的思考じゃない

 

(もちろん、従来のものも、

価値として残るものもあるかもしれないが)

 

 

 

 

 

これからの時代に価値を生むのは

 

 

 

 

 

愛情

思いやり

親切心

誠実さ

好きなことする

人を喜ばせる

創造的なこと

希望的なこと

美しいこと

人を感動させること

楽しいこと

ワクワクすること

希望になること

救いになること

癒しになること

 

 

 

 

などの

目に見えないもの

形ないものたち

 

 

 

 

 

今までは、 価値として

評価されにくかったものたち

 

 

 

今までは数値化するのが

難しかったものたち

 

 

 

 

だけど、これらの新しい時代の

見えないものの価値は

 

 

コピーして
 
増やせば増やすほど、

たくさんの人が同じことを
 
みんながやればやるほど

全体の価値が下がるどころか、

 

 

全体がますます良くなっていく
 増えれば増えるほど、
世界全体が良い方向へ変わる

 

 

 

 

 

 

技術の進歩によって評価され始めた

 

 

このブログでは

技術的な難しいことは

いっさい説明しないけど、

 

 

 

新しい時代の

見えないものの価値を

ちゃんとその価値を評価しよう、

見えないものの心を持ってる人たち

見えないものの生き方をしている人たちを

評価しよう

 

 

 

 

って

頭いい人たちが

技術力ある人たちが

「新しい時代を良いものにしたい」

と思ってる人たちが、

 

 

 

 

一生懸命、新しい

見えないものの価値を評価しようと、

 

 

システムづくり、

社会づくり、

制度づくり、

 

に励んでいる

 

 

 

 

このことを

僕は嬉しく思う

希望と思う

 

 

 

 

 

あなたはどうありたいか

 

 

 

時代が変わったときあなたはどうしたいか

 

 

 

 

これまでの時代通り、

「無い」が前提の世界観で、

「蓄える」に意識を向けて、

「備え」「リスクヘッジ」に励むか

 

 

 

(そして、そういう行為を

僕は否定しない。そういう行為が

功を制するときもあるから)

 

 

 

 

(自然災害に備えるとか、

何かしら意味はある)

 

 

 

 

で「備え」も大切だけど、

その上で、それ以上に、

見えないものの価値について

考えてみるときが来たのではないかと思う

 

 

 

 

そして、新しい時代を見据え、

「無い」に意識を向けるのではなく

「増やすほど全体が良くなる」

という見えないものに意識を向けるとうことを考えてみる

 

 

 

 

本当は、見えないものは、

手に入れたり、得る、

という行為ではない

 

 

 

 

むしろ、

「見えないものになる」
 
というあり方の問題にになる

 

 

 

 

だから

成ろう思えばいつでもなれる

 

 

 

 

 

やさしくなりたければ、

今すぐなれる

 

 

 

愛情を持ちたければ

今すぐ持てる

 

 

 

 

誠実にありたければ

今すぐなれる

 

 

 

好きなことしたければ

今すぐやればいい

(今の自分にできる範囲から始めればいい)

 

 

 

人を喜ばせたければ

今すぐできる

 

 

 

美しさを感じたければ

今あるものに美しさを

見出せばいい

(見出そうとする心があれば

どんなものにも見出せる)

 

 

 

 

希望を持ちたければ

今すぐ持てる

(持とう、と思ったとき、

初めて持てる)

 

 

 

 

 

だから時代が変わっても、
 
見えないものになれれば安心
見えないものになれば、
倒れても復活する

 

 

 

だってあり方次第で

いつでも、今すぐにでも

なれるのだから

 

 

 

 

 

だから失う恐怖に意識を向けるより、

見えないものを大切にし、

今この瞬間を楽しく生きられれば

それでいいんじゃないか、と思う。